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2006年2月27日 (月)

短気なじいちゃん

今朝、突然じいちゃんの大きな声が聞こえて来た。「タオルはどこかって言うとるった!」下に降りて行くと、ばあちゃんに向かって、こぶしをあげ、今にもなぐらんばかりである。
殴りはしないが、テーブルの上のメガネにまで当たって「こんなメガネなんか、割ってしまうぞ!」とすごいケンマクだ。
聞くと、顔を洗ったが、タオルが見当たらないので、まだ拭いていない!というのである。ばあちゃんは、「拭いてないなら、はよ拭かなんたい」とのん気に答えている。
若い時から、気の短いじいちゃんに慣れっこになっているばあちゃんだが、よくも我慢してきたと思う。じいちゃんの怒りはまだ収まらない。けいこたんが見た限りでは顔はちっとも濡れてない。
「おじいちゃん、顔洗ったの?もう濡れてないよ。」じいちゃんは、「洗った。洗ったけど、拭いてない!!」ばあちゃんに誘導されて、洗面所に戻ったじいちゃんに、「もう一度、顔洗ってから拭こうか、おじいちゃん。」とけいこたんが、言うとじいちゃんは「うんうん」と素直に洗った。そして、何度も何度も、顔をごしごしと拭いた。
見ると、置いてあったタオルが洗濯機に入れてしまてあるので、やはり顔を洗ったもののぬぐえなかったとみえる。じいちゃんも、いつもの穏やかなじいちゃんに戻った。

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2006年2月24日 (金)

見んこと潔し

夕食が済んで、しばらくテレビの前に座っていたばあちゃんは、一番組終わると「お先します」と言って、寝室に行ってしまう。残されたじいちゃんは、ソファーの上で、うつらうつらしているが、時折、話しかけると、返事をする。ようやく寝る気になったじいちゃんを、トイレに誘導する。温か便座シートを貼った便器だから「座ってね」と声をかけると、じいちゃんは「うんうん」と頷いてパンツをさげにかかる。「おじいちゃん、こっち向いてすわるよ!」「ヒャー!」   簡易温か便座シートは座って数秒たたないと温かくならないので、暑がりで寒がりのじいちゃんには、優しくない便座だったかもしれない。ほんの数秒経過して「おじいちゃん、もう温かくなったでしょう?」と言うと「うんうん」と頷いた。前立腺肥大症による排尿障害のじいちゃんは、一生懸命搾り出すように、おしっこを終えた。見ると、手を拭くはずのタオルが、手すりに掛けられている。あ~あじいちゃん、また手拭きタオルで、おしっこをふいちゃったみたいだ。タオルでふくのは、まだよいほうで、いつか、現場を目撃したのだが、トイレ用の雑巾で、局部を拭いていた。さすがに慌ててしまったが、見てないところで、何が起こっているかわからないと不安になるけいこたんであった。
たまににじいちゃんが、おしっこをポタポタとたらしながら(じいちゃんにしてみれば、パンツを汚さないように、早く脱ごうとしているのか、気があせるのか?)トイレまで歩いて行くことがあるが、その流れたオシッコをふくのに、ばあちゃんは、トイレの雑巾を持ち出して拭いてくれる。廊下はトイレ用じゃない雑巾で拭いてほしいと思うけいこたんにばあちゃんは、「オシッコだからトイレの雑巾で拭いてるんだよ」と言う。う~む、理にかなってはいるが、A型で、部分的潔癖症のけいこたんには、ちょっと耐えられない。その後、廊下用の雑巾で拭きなおした。まだまだ、先は続く、そのトイレ用の雑巾をばあちゃんは、洗面台で洗ってしまう。腰が曲がっているばあちゃんは、洗面台の高さがちょうどいいのか?まさに≪見んこと潔し≫なのだ。

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2006年2月23日 (木)

ノルマ

ヘルパー氏は訪問の際に、必ずノートをつけて帰る。
本日のノートにも、ふたりの食事・排泄・入浴についての記録があった。
じいちゃん:食欲半分。おやつの桜餅を「甘いものは、あまり食べない(ほう)がいいです」と残されたとの記載あり。昼食も半分食べて、残りをばあちゃんが食べた・・らしい。
ばあちゃん:微熱ありのため、「洗髪はやめときましょう」とのヘルパー氏の言葉に、「だいじょうぶです。」と洗髪した様子が記録されていた。
そのばあちゃん、今朝早く、「今日はなんがあるとね?あんたたちがふたりで、代わる代わる起こしに来て!」と起きてきた。「なんにもないし、誰も起こしてないよ」と答えると、「こっちの部屋を見たら、火がぼうぼう燃えて、なんかしてたろう?」と聞いた。 「おばあちゃん、最近眠れてる?」  ばあちゃんは夜になると誰かが起こしに来てぐっすり眠れないという。それで、昼間が眠くてたまらないと訴える。なんとか、昼夜逆転を戻さねばと思うけいこたんだが、病院の付き添いがパパなので、まだうまく伝わらないでいるのだ。
パパにも「ちゃんとメモしてくれないと、言い忘れる!」と嘆かれた。・・やっぱ素人さんには、うまく説明するって難しいのかなあ・・・
さて、夕食が済んで、「もう腹いっぱい!」じいちゃんは、ソファーの方へと去って行った。ばあちゃんとの話の中で、「今日のお昼、おじいちゃん、桜餅食べなかったの?」と聞いた。ばあちゃんは、耳が遠いので、必然的にけいこたんの声は大きくなった。3度目に聞いたとき、じいちゃんが、ソファーの上から叫んだ「その桜餅は、まだあるね?」「残ってるよ!」と、じいちゃんは、スタスタスタと歩いて来て、「食べる!」じいちゃんは、本日のノルマを果たした。 

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2006年2月21日 (火)

お騒せ

ばあちゃんが、いきなりリビングのドアを開けて言うには「誰か来たろう?」みんなは顔を見合わせて「いいや、誰も来てないよ」 ばあちゃん「誰も来てない?あそこの玄関のところには?」そこで、けいこたん、玄関を広く開けてばあちゃんにも確かめてもらう。ばあちゃんはようやく納得したのか「誰もおらんな?寒かけん、はよ玄関閉めて!」どこまでもマイペースなばあちゃんだ。「じいさんが、誰か来たって言うけん。」ホットカーペットの上に小さくごろんとなっているじいちゃんにも、一応聞いてみる。「おじいちゃん、誰か来た?」 じいちゃん、つぶらな目をほんの少しあけて「いいや。誰も知らん!」と小さな声で答えた。 やっぱりいつものように、じいちゃんは知らぬ存ぜぬだ。「お騒がせしました!」とばあちゃんも、ホットカーペットの上にごろんと横になった。毎度お騒がせなばあちゃんだった。

それはさて置き、最近ホットカーペットの上にこのまま寝ると言い張ることがある。ベッドに寝ていると、誰かが入って来るというのである。パパは「じいさんが、自分のとこと間違えて入って行くからかなあ?」と言う。じいちゃも、時々トイレから戻ると、ばあちゃんのベッドを覗き込んで、「だれかい?」と首をかしげていたりする。あ~あ、けいこたんもこんがらがってきた!

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2006年2月15日 (水)

バレンタインデー

バレンタインデーのおやつは、やっぱりチョコレートにした。もちろんけいこたん特製の生チョコである。じいちゃん・ばあちゃんにもヘルパー氏から、ちゃんと食べさせてもらっていた・・・がしかし、反応があるはずもない。そこで、夕食のとき、やっぱりけいこたん、聞いてみた。「昼間、チョコレート食べた?」じいちゃん「さあ?知らん!そげなもん食べとらん!」期待通りの返答だ。ばあちゃんの耳には、この会話、まだ届いてない。再度聞いてみる「おばあちゃん、昼間、チョコレート食べた?」「ああ、食べたよ。おいしかったあ!」「あれ、手作りだよ」「ふうん、おいしかったよ」そうかあ、おいしかったかあ。満足な返事をもらって、会話を終えたけいこたんであった。来年も手作りにしよっと。

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2006年2月13日 (月)

頼もしいじいちゃん?

じいちゃんとばあちゃんが、二泊三日のお泊(ショートステイ)から帰ってきた。
じいちゃんが、リビングで、キョロキョロしているので、聞くと、やはりトイレの場所がわからなくなっていた。
トイレに誘導し、「座ってしてね」とひとり便座に座ったじいちゃんを残して、台所にもどった。しばらくすると、じちゃんが、戻ってきた。「おじいちゃん、手洗った?」「なんのぉ」「もうすぐご飯だから、手洗っとこう」と、洗面所へ、再び誘導。手を一生懸命洗ったじいちゃん、トイレの前で、また立ち止まった。「おじいちゃんおしっこは今やったでしょう?」じゃいいちゃんは「そうなあ?」けいこたん、じいちゃんをリビングまで、引っ張って行った。「じいちゃん、がまんがまん。訓練すると、がまんできるんだよ」それから、夕食が済むまで、じいちゃんはトイレに行かなかった。
ばあちゃんはおみやげを持って帰った。みんなで作ったというクッキーふたつ。「みんなで少しずつ食べよ。」ばあちゃんの言葉に、じいちゃんが一枚、残りをひとかけずつパパとばあちゃんと三人で味見をした。
まあるく焼かれたクッキーは、森永のムーンライトクッキーのようだった。
「おばあちゃん、よく眠れた?」「全然眠れんかった。」「夢でも見たの?」「夢じゃなか。現実にあいつら達が来た!!」「・・・・・?」再び聞いてみた。「あの人達がどうしたの?」「銃で撃たれるかと思った!今度はダメかと思った」まだ話は続く。「じいさんが、来て追い払ってくれた!」ばあちゃんと違って耳のいいじいちゃんが、隣で「俺が追い払ったか?」「じいちゃんは頼りになるねえ」とけいこたんが言うと、ばあちゃんはようやくニッコリして、「そうたい。頼りにならんと思っとったら、あの時は頼りになった。」隣でじいちゃんが「ふふん」と笑った。私達も「さすがだねえ、じいちゃん。さすが元自治会長!」じいちゃんは照れくさそうにまた「ふふん」と笑った。
それから、ばあちゃんは、「今夜は早く眠るけん」と部屋に戻った。じいちゃんも「便所に行かなきゃ」と戻って行った。今夜はふたりとも、早々に眠った。

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2006年2月 8日 (水)

きれい好き

今日は雪がちらほらと降っていて、冷たい一日だった。生協の配達の日で、もつ鍋用の「もつ」を注文していたのに、商品が揃わなかったと、「もつ」が欠配になってしまった。
そして、もつ鍋の最後に入れるチャンポン麺だけが配達されていた。もつ鍋を作ろうとセットで注文した人達はたくさんいただろうに、(けいこたんみたいに)。
というわけで、急遽メニューの変更になった。
じいちゃんに聞いてみた。「おじいちゃん、今日は寒いから、チャンポンにしようか?」「かつれとる(肥後弁ー熊本の方言で、餓えているの意味?)けん、なんでんよか」  「じゃあ準備するまで、ベートーベンでも聴いて待っててね。おじいちゃん、ベートーベンって知っているでしょう?」再び聞いてみた。「うん、名前は聞いたことあるけど、会ったことはないよ」そうかあ、じいちゃんも会ったことないんだ。
夕食の仕度が出来るまで、じいちゃんは、ベートーベンのヴァイオリン協奏曲を目をつむったままで(多分)聞いて待っていた。そろそろ仕上がろうとしている頃、タイミング良くばあちゃんも起きて来た。今日のお昼は、デイケアの選択昼食でばあちゃんはご飯、じいちゃんはパンだったそうだ。一度選んだら、ずっとパンだねとじいちゃんは、ばあちゃんから言われて、「そうかあ。?」と答えていた。
温かい食事は、なぜか鼻水が出る。じいちゃんもばあちゃんも途中で鼻水をティッシュでふきながらチャンポンを食べた。それから、じいちゃんは、そのティッシュで自分の目の前のテーブルをきれいにふいた。テーブルは見た目確かにきれいになった。じいちゃんは、きれい好きだ。

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2006年2月 6日 (月)

睡眠不規則

じいちゃんの食欲が不規則になってきたような気がする。いや睡眠状態が不規則というべきかも。
昨夜、「食べんで寝とくほうがよか!」と言って、夕方早くから布団にもぐったまま出てこなかったじいちゃん。今夜も布団から出てこなかった。今朝、ご飯をてんこ盛りにしておいてよかった!
夜中、何度も起きてくることもあれば(そんなときは、布団の中でも目をあけてなかなか眠れない様子だが)、夕方からずっと起きてこない日もある。パパのゴルフ同好会の誰かさん家のおばあちゃんも隔日睡眠のひとがいるらしい。そういえば、100歳をとうに超えたおばあちゃんで、2日ごとに起きるとテレビでやってたなあ。じいちゃんの睡眠状態はこれからどうなっていくのだろう。
一方、ばあちゃんは、規則正しく、早朝のモップかけー二度寝のあとの朝食ー朝寝ー昼食ー昼寝ー洗濯物たたみー風呂ー夕食ーちょっと休憩の一日だった。昨日、デイサービスで頭が痛いと入浴拒否だったらしく、(頭痛は常備薬のノーシンで治まったらしいが)今日は早めに入浴。市から支給の紙パンツをはいているのだが、節約女房のばあちゃんは、何度かパンツの中に尿漏れがあっても、すぐには替えようとしない。「まだだいじょうぶ」と私達のさりげない忠告にも耳を貸さない。
だから、早くお風呂にはいってもらわなければ周囲に臭被害が出るのだ。

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2006年2月 3日 (金)

じいちゃんとベートーベンを聴く

最近、インターネットのリスニングルームに凝っている。昨日は、公休で、午前中、家で過ごしていたけいこたんは、ベートーベンの交響曲7番を聴いていた。パソコンの横のソファーに座ってじ~っと下向き加減になっているじいちゃん。起きているのか、眠っているのかわからない。声をかけてみた。「おじいちゃん、聞こえる?」(大きな音だから聞こえているさ)「うんうん。聞こえる」「これ、ベートーベンだよ」「ふんふん」  「ベートーベンって知ってる?」 「うんうん」 「この曲、交響曲7番で、けいこたんの大好きな曲だよ」 「ふ~ん。よか曲なあ。」  1曲終わり、次にビバルディにいく。「おじいちゃん、ビバルディって知ってる?」 「さあ??」 じいちゃん、知らなさそう。疑うわけではないが、してみるとベートーベンは知ってるんだなあと察しがついた。「おじいちゃん、さっくんがねえ、大学でオーケストラに入って、フルートやってるんだよ」  「ふ~ん、そうなあ?!」 「今度聞かせてもらおうね。」「うんうん」じいちゃん、ずっと下をむいたままだ。そのつぶらな瞳は開いているのか、閉じているのかわからないが、起きてはいるようだった。 

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2006年2月 2日 (木)

想定内

じいちゃんの便秘はお決まりのように、やって来る。統計的にいうとデイケアの朝が多い。
便秘というより、排便苦労とでもいおうか。そこまで来ているのに、出てこないというやつだ。
今日は、デイケアの日で、つまりは例のごとく、じいちゃんは、おしりがムズムズして、ご飯どころではなかった。
トイレに何度も座っては、「出ん。出ん。」 リビングとトイレとを行ったり来たりしていた。
食卓の準備をすると、じいちゃんの足元には、いつもおこぼれを待つ犬のジルがいる。
じいちゃんが、トイレに行こうとテーブルを立とうものなら、じいちゃんのご飯はかっさらって行こうと狙っている。
だから、パパとふたりで、右往左往する。おまけに、今朝は雨が降っており、パパを車で送らなきゃいけない。
今朝はばあちゃんも協力的だった。トイレまでついて行ってくれていた。けいこたんは、ジルを抱きかかえ、一緒にパパを送って行くことにした。なあにこれくらい朝飯まえ、いや、出勤まえだ。
JRの駅まで、パパを送り、込んでいる道を引き返した。
じいちゃんは、ソファーにごろりと横になり、「ご飯は入らん」これも、想定内だ。
とにかく着替え、とにかくトイレ、じいちゃん、なにやら訳が分からんという様子だが、和室へ歩いて行き、
ばあちゃんに「着替えろって言われた」と告げていた。
えいままよ。けいこたんは「行ってきます!」と飛び出した。5分遅刻。
毎度のことながら、今朝はまいった。

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