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2006年4月30日 (日)

ばあちゃんの風邪

最近、ばあちゃんが咳き込んでいる。
夜中もコンコンと咳き込んでいたので、薬を見繕って飲ませたところ、「もうよくなった」と言っていた。だが、入浴はデイサービスでも用心して断ったりして、まだ万全ではないようだが。
今夜の夕食時、ばあちゃんがお茶を気道に入れたらしく激しく咳き込んでしまった。ほんの少しの間であったが、じいちゃんが横から背中をとんとんとたたいてやった。その様子がなんとも微笑ましく、思わずパパと顔を見合わせて笑った。じいちゃんが、ふとこちらを見たので、けいこたんは「おじいちゃん、優しいねえ」と言った。
じいちゃんは「初めてだよ」とにっこりした。
再びばあちゃんが咳き込み、じいちゃんは、また、背中をとんとんしてやっていた。
昨日、「男が入ってきて、こっちに逃げ込んだな。」と部屋中を探し回ったじいちゃんとは別人のようだった。
ばあちゃんも、ほとんど風邪は治っているが、毎晩「起こしに来て、何の用ね?こんな夜中に。」とか、玄関をガチャガチャして、「誰か開けろって言ってる!」と起き出したりして、また風邪ひかないといいがとけいこたん、密かに心配している。

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2006年4月28日 (金)

あなたはだあれ?

ふたりと同居を始めた頃、じいちゃんは、けいこたんが誰だか、すっかりわからなくなっていた。
家族の皆が、けいこたんのことを「おかあさん、おかあさん」と呼ぶので、じいちゃんもけいこたんを「おかあさん」と呼んだ。
一方、けいこたんが、じいちゃんのことを、「お義父さん」ばあちゃんのことを「お義母さん」と呼ぶのを聞いて、じいちゃんが、自分のことを、「おとうさん」と言い始めた。
ふとじいちゃんに聞いてみた。「私はだあれ?」じいちゃん「・・・?」
「さあ?・・・」じいちゃんは、顔をじ~っと見て「りつこさん?」
「りつこさんって誰?」横からパパが「近所にそんな名前の人がいたよ」するとじいちゃん「好かん女子(おなご)でなあ」と言った。
じいちゃんの記憶の混乱を我々が気づいた始まりであった。その日からけいこたんは自分の名前をことあるごとに教え込んだ。
トイレでじいちゃんの後始末をした時もすかさず「おじいちゃん(じいちゃんの自覚を促すために、あれ以来お義父さんではなく、おじいちゃんと呼ぶことにしたのだ)、私はだあれ?」と聞いてみた。
じいちゃんは、「けいこさん。かわいかなあ」とにっこり笑った。
すっかり気を良くして、何度も何度も聞いていたが、最近ではもう覚えてくれたものと安心しきっていた。
ところが、今夜、トイレに行きそのまま寝るものと思っていたじいちゃんが、リビングに入って来た。
けいこたんはニコニコと満面の笑みで「おじいちゃんこちらへ、どうぞ」と言ってみた。
じいちゃんは、けいこたんの顔をじ~っと見ながら近づいてきてふと立ち止まり、そして静かに言った。
「あなたはだあれ?」
みんなは一瞬し~んとした。聞こえないはずのばあちゃんまで「なに言うな?けいこさんたい!」
「パパの嫁さんは?」
じいちゃん、首をかしげ「さあ?」
けいこたんは、心の中で「ヘルパーけいこたんだよ」と思った。
じいいちゃんに再度名前を覚えてもらおうかどうしようか迷っている。

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2006年4月25日 (火)

連休前

連休前で職場も超多忙なけいこたん。家に帰る時間もついつい遅くなり、今日はパパに電話して、帰りにほっか弁を買って帰ってもらった。今朝の血圧が少々上がり気味だったので、じいちゃんの利尿剤の飲み残し分をもらって飲んで職場に行った。おかげで、1時間に1回はトイレに行った。
職場の皆はけいこたんより15~20歳も年下ばかり。その彼女達もかなりくたびれる連休前のしかも小児科の処方箋を受ける薬局。
その職場に、昼間、ヘルパー氏からの電話。ばあちゃんが、風邪気味で入浴を拒否したので、との連絡に、本人がはいらないと言うのなら、入れなくていいですよと答える。ヘルパー氏も自分の仕事に忠実なんだろう。
今夜はばあちゃんには、風邪薬を飲んでもらった。けいこたんももう寝ます。フウ。

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2006年4月24日 (月)

じいちゃんも妄想?

テレビを見ているといきなりパパが「なんしてると?」と大きな声を出した。
ばあちゃんに遅れること30分、トイレに行った後、ベッドにもぐったはずのじいちゃんが、再び、洗面所経由で、台所からリビングのほうへ回って登場した。
じいちゃん曰く「弟が出てきたけん。・・・どこにもおらんねえ。」
「おじいちゃん夢でも見たんじゃないの?」
じいちゃんは「おかしかなあ。これが、妄想だろうなあ。ふんふん。」と言いながら、寝室へ戻って行った。
けいこたんも付いて行き、ベッドに横になったじいちゃんに「おばあちゃんも、いつも見てるみたいだけど、おじいちゃんは、妄想ってちゃんとわかるからいいねえ。」と話した。じいちゃんは、「あれの(ばあちゃんのこと)妄想はひどかもんなあ。」と語った。
こんな時のじいちゃんは、とても頼もしく見える。先日「こんな所にはおれん。二人で帰ろう!」とばあちゃんに言った同じ人とは思えない程だ。じいちゃんは、そのまま眠った。
そういえば、昨日、定期の診察を受けたばあちゃんに、先生から“あの薬を飲んでる人は誰でも見える現象だから、心配ないよ”と話があったそうだ。“そして、薬をやめると体が硬くなって動けなくなってしまうよ”とも。
今のところ、ばあちゃんのパーキンソンの薬は維持量を保っている。副作用は幻覚・幻聴。腸の動きも緩慢になるはずだが、便秘がないのが、珍しいと思うし、有難いことだ。
夜の幻覚が激しい時は、ばあちゃんには、睡眠剤を飲んでもらうことにしているが、まだ3回程度。その睡眠剤、超短時間型の睡眠剤で、初めて飲んだ翌日の朝の目覚めはすっきり感があったようだ。よそのお宅の高齢者に比べ、我が家の高齢者達は訴えが少ないほうだと思う。
昨日のデイサービスでは、風邪気味だから、入浴は断ったらしいが、漢方薬を2回服用しただけで、今日はすっかりよくなったと言っていた。
けいこたんの職場は、明日から連休前の超忙しい1週間が始まる。二人とも揃って元気にしておいてもらわないといけない。

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2006年4月19日 (水)

電話

り~ん!!電話のベルが鳴った。二階にいたけいこたんは、急いで子機を取った。
「もしもし。○○でございます・・・??」あれっ?何も話さない。階下でばあちゃんが、すでに受話器を手にしているらしい。急いで下に降りると、便秘でうんうん言ってるじいちゃんのそばに寄り添っていたはずのばあちゃんの声が聞こえた。「だあれもおりまっせん。わかりません!」「おばあちゃん、電話かわって。」ばあちゃんは電話の主に答えるのに必死だ。「だあれもおりまっせんもんなあ。私じゃわからんですたい!」あ~あだから替わってって言ってるのに。切りそうになった受話器に聞こえるように「おばあちゃん、替わって!替わって!」と叫びながら、顔をばあちゃんに見せた。ばあちゃんは、「電話、誰からかわからん!」とようやく受話器をくれた。
電話機の前にソファーがあり、そこにいつも座っているばあちゃんは、電話の音はよく聞こえるらしい。ところが、相手の声がわかりにくいらしく、知らない人だと一方的に切ってしまうことがある。
先日もショートステイのお迎えの時間の連絡がないので、問い合わせたところ、おばあちゃんに伝えているとのことだった。ばあちゃんに聞くと、誰からか電話があったけど、わからんだったという。
日常的に「起きろ!」とか「布団を入れて!」とかいろんな声が聞こえているばあちゃんには、どれが現実なのか区別がつかないのかもしれない。いつか、「あんた達には見えないんだろうね」と話したことがあった。
天井から人が沢山降りて来たなどと言い出すと、こちらもどこまでまともに聞いてあげればいいのかと困ってしまう。だれか、教えてほしい!!

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2006年4月16日 (日)

イースター

今日はイースターだった。けいこたんとパパとは28年前のイースターに結婚式を挙げたので、毎年イースターの日がくると、結婚記念日の気分になる。つまりは、毎年結婚記念日が2回くるのだ。ノンクリスチャンのパパは「旧暦みたいなもんだね」という。「これからもよろしく!」と毎年2回、新しい一年に顔を向ける習慣になってしまっている。といっても、特別の行事があるわけでもなく、週末帰っていた末っ子がアパートに帰るので、持たせてやろうと、ハンバーグやオニオンスープの下ごしらえなど教会から帰ってバタバタとつくり、飯塚まで、送って行った。
急いで取って返し、玄関を開けると、居間からばあちゃんのジルを叱る声がした。
「なんでん食べるといかんたい!もう、あんたが食べたけん私達が食べんでおらなんたい!」
聞くと、じいちゃんが開けっ放しにしたドアからジルが廊下に飛び出して、なにか食べたというのだ。おやまあ、末っ子に持たせたはずの、ハンバーグの袋が空っぽになっているではないか!もう、あの子ったら、忘れているわ!ばあちゃんはなにか食べたジルを見つけて、コンコンと叱っていたようだ。じいちゃんは、自分が開けっ放しのせいで、なにか事が起きたことに気がついているのかいないのか、いつもの体勢で、ソファーにうつむいていた。ばあちゃんも、和室に行き、椅子に腰掛けて、下を向いていた。けいこたんは、ハンバーグを持たせ損なったことに、気がとられて、ふたりに声をかけるのが、遅くなった。生協の興農牛と豚ひき肉でつくったハンバーグは本当に美味しく出来ていたのに、ああしまったという思いに駆られていたのだ。
ようやく、ばあちゃんに声をかけた。「おばあちゃん、あれはさっくんに持たせるはずのだから、私達の分はちゃんとあるよ。」ばあちゃんは、顔を上げた。
今夜はばあちゃんにも少しビールを飲ませようということになった。ばあちゃんは、一気に飲み干した。これで、ゆっくり眠れるかもしれない。けいこたんとパパもビールで乾杯した。結婚記念日おめでとう!

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2006年4月12日 (水)

ワクワク

毎月1回、ケアマネージャー氏の訪問がある。数年前から、介護サービスを受けている家庭の訪問が毎月と決められているからだ。
今日は公休なので、訪問日にしてもらった。訪れたのは今度交替する新しいケアマネ氏との二人連れ。春はどこもいろいろ移動があるんだなあ。ばあちゃんの幻覚やら、じいちゃんの不規則な食事や睡眠等々について、ひと通りの話が済んだ頃、新しく担当になるケアマネ氏が「私も韓国語を勉強しているんです!」ときた。
けいこたんは、かれこれ6年くらい韓国語を勉強している。冬ソナよりずっと前で、毎週1回だけの教室で、上手くなるわけもないが、ヨンサマ云々のおばさま達とは違うぞと思っている。本棚に並ぶ韓国語の学習書でそれと察したらしい。
これからは、用件の後、少し韓国語で話をしましょうということになった。
ヤッター!これからは、毎月の訪問が楽しくなるぞとワクワク。これもじいちゃんとばあちゃんの介護サービスの恩恵だよ。いつもポジティブでいたいけいこたんであった。

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目薬

じいちゃんのつぶらな瞳に目薬を点すのは至難の業だ。昨日寝坊して、目薬を点し損なったので、今朝はちゃんと点さなきゃと張り切っていたけいこたん。朝食の仕度が出来て、部屋に呼びに行くと、じいちゃんは、イスにリラックス状態で座っていた。
「おじいちゃん、目薬点すよ」じいちゃんは、「うんうん」と少し頭を傾けた。じいちゃんの目薬は朝は3種類ある。ひとつめ、じいちゃんの目に上手く入らず、2~3回ずつ点してしまう。目の中には、1滴のおよそ5分の4くらいしか入らないので、2~3滴はかなりの無駄遣いという気がする。じいちゃん、面倒くさそうな顔になった。
高齢になると自分で上手く目薬を点せない人が多い。瞼の中にくっつけて点したつもりでいる人もいる。下瞼を少し手前に引っ張って点すといいのだが、じいちゃんの瞼をつまんで、小さい目薬を上手く点すのが難しい。左手で瞼をつまみ、右手で目薬を押す動作だが、けいこたんの右手は昨年、親指の腱を切って以来、その細かい動作に時間を要する。ほんの少しの“間”だが、じいちゃんには、それが待てない。とうとう断られてしまった。
仕方ないか、と諦めた。
朝食はこれまた面倒くさそうで、動かない。「おじいちゃん、顔洗って、ご飯食べよ。」じいちゃん、「食べん食べん。」そうかあ、でも昨日も食べないと起きてこなかった。
あの手この手を考える。「おじいちゃん、ご飯が嫌なら、パンにしようか?」「うん、パンなら食べようか」
じいちゃんは、最近糖尿の薬がひとつ増えている。野菜など消化に時間を要するものを摂ってくれると、血糖値の上昇も緩やかになっていいのだが、好きなものを食べてもらったほうがいいのかなあとも考える。長年、糖尿の患者さんに食事指導をしてきたけいこたんのポリシーには反するが。

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自己嫌悪

今朝は失敗しちまった。
パパが出張で、昨夜は、早く寝ようと思っていたんだった。
でも、週明けで、患者さんは来るわ来るわ、おまけに帰る途中のお宅に薬の配達まであって、帰りが遅くなってしまった。

ようやく遅い夕食を済ませて後片付けをしたまでは起きていたが、ホットカーペットの上にごろんと横になってしまったけいこたん。気がついたら夜中だった。シャワーを浴びて、洗濯を予約し、おっとその前にじいちゃんとばあちゃんの下着の予洗いがあった。もう布団に入らないと遅くなる。待てよ、明日は生協の日だ。注文書を書いとかなきゃ!
そんなこんなで、あっいう間に夜中も夜中、真夜中だった。目覚ましを仕掛け、携帯電話も枕元に置き、即、就寝。

ジジジジ~ン。
な~んかうるさいなあ・・・と思いつつ、目覚ましをオフにしてしまって、再び目が覚めたけいこたん、飛び起きた!!しっ、しまったぁぁぁ。携帯にはパパからの着信が3回。申し訳ない!昨日出かける時、「よろしくね」と言われてたのに。

バタバタと階下へ降りた。じいちゃんとばあちゃんは和室でとっくに着替えて、座っていた。いつもなかなか起きないじいちゃんも、すっかり目が覚めた様子。急いで朝食の仕度をし、じいちゃんに食直前の薬を飲んでもらい、パンと牛乳・目玉焼きで二人の食事は済んだ。その間に洗濯物を干し、今日はヘルパー氏がやってくるから、後片付けもやらなくちゃみっともないし、台所の邪魔になる。昼食の仕度も必要だ。困った時の「さかな惣菜」がメインだ。ホワイトボードにメニューを書いて、行ってきま~す。玄関に生協の注文書と空箱を出し、自分の朝ご飯を持って飛び出した。二度寝の起床タイムからこの間30分。
薬局の駐車場に着いたとき、パパから再び、電話。「起きた?今職場?」「うん、今着いたとこ。申し訳ない。」
あ~あ自己嫌悪の一日の始まりだった。
が、
憂鬱なのは、1時間程で、けいこたんもいつものテンションに戻った頃、遅めの患者さんの波が寄せてきた。昨日残して帰った薬歴もかかなくちゃいけないし、朝の失敗にいつまでも浸ってはおれないのだ。

夜になって帰宅すると、ふたりはやはりすでにベッドの中。食事の仕度が出来て、起こしに行った。「じいさんは要らんって!」とばあちゃんが起きてきてテーブルに着いた。けいこたんも起こしに行ったが、「うんうん。」と首を振るだけ。「いらんいらん。」そうかあ、じいちゃんはすでに夢の中だった。夕食を済ませ、ばあちゃんに「今朝は寝過ごして、ごめんなさい」と言った。「ほんとに、よく寝るよ。1日中、寝ぼけてばかり。」とばあちゃん。違う違うじいちゃんのことじゃないよ。もう一度ボリュームを上げた「今朝は、寝過ごしてしまって・・・」ばあちゃん、「よう寝たね。昨日遅かったもんね。間に合ったね?」「間に合ったよ(本当は5分遅刻。でもけいこたんの後にもうひとり遅れて来た人がいて、ちょっとホッとした)」ばあちゃんは「間に合ったならよかったね」
けいこたんの自己嫌悪の一日は終わった。明日パパは出張から帰って来るが、しばらく今回のような出張が続くらしい。ふたりでにこにこ介護の予定だったが、ショートステイの予約は急には取れない。最近利用者が多いらしいのだ。戦々恐々・・・かな。

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2006年4月 8日 (土)

自己中心型?

ばあちゃんにも困ったもんだ。
最近、じいちゃんとくっついて寝ているせいか、夜の怖さがないらしい。それは助かるのだが、そのじいちゃんの恩恵を忘れているのか、ベッドのトイレに近い側に自分だけさっさと寝てしまう。後から寝ようとするじいちゃんは、どこに寝たらいいのかわからないでいる。
「どっちに寝るとよかか?」と聞くじいちゃんに、「あんたは、向こう側たい!」と動かないばあちゃん。
「だから、どっちだ?!」「もうっ、踏みつけてやろう!」とじいちゃんは、ばあちゃんの上に乗っかって自分の寝る位置にたどり着いた。ばあちゃんは、「そんなら、明日から元に戻すよ。」
あ~あ、いいのかなあ。ベッドを離すとまた「怖い!」とじいちゃんの横にくっつけるんじゃあなかったのかなあ。

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2006年4月 5日 (水)

ヤング・シャーロック

今朝のデイケア出発はスムーズだった。じいちゃんに、まだお迎えのバスが来てないにもかかわらず、そろそろ来そうだよとトイレを済ませてもらっていたからだ。ところが、いつもは早く来るバスが今日にかぎってかなり遅れた。あ~あ、せっかくじいちゃんも準備万端だったのにぃ。じいちゃんとばあちゃん、玄関でちょっと待ちくたびれだったなあ。
今朝早くから、ばあちゃんは、先日の誕生日にパパの妹(つまりはばあちゃんの娘)が贈ってくれた三点セットの服を出して眺めていた。それに着替えたばあちゃんに「おばあちゃん、その服似合ってるねえ」と声掛けてみた。ばあちゃんは、「ブラウスがちょっと地味だと思っとったけど、着てみたらそうでもなかったよ」と嬉しそうに答えた。薄色無地のカーディガンとパンツに濃いめのブラウスはコントラストを考えてのプレゼントだろう。春らしくていい感じだった。ばあちゃんに「おばあちゃんよかったねえ。」と言うと目を細めて嬉しそうに笑った。
夕方、早めに帰宅したけいこたんに、ばあちゃんは「あら、今日は早かったねえ。」と驚いた様子。「お茶でもいれようか?」ばあちゃん曰く「今日はおやつにバナナが出て、食べんだったけん、持って帰りぃって言われて持って帰ったよ。さっくんにあげよう。」
ばあちゃんは、バナナ・キウィフルーツが嫌いだった。イチゴは最近なんとか食べれるようになった。ついでに、サラダには、マヨネーズではなく、ドレッシングだ。じいちゃんと三人で、最中を食べた。やっぱりばあちゃんは、甘い物のほうが、よさそうだった。
最近、ばあちゃんはじいちゃんのベッドにもぐり込むかベッドをふたつくっつけて寝ている。毎晩毎晩誰か訪問者がいるらしい。怖いと訴える。でも、じいちゃんが一緒だと安心して眠れると言う。
電灯の笠の中に入っている女も日増しに成長しているらしい。パパが「電灯の中なら虫かなんかだろう?蛾じゃないの?」ばあちゃんにしか見えない映像がどうなっているのか、皆それぞれに想像している。ちなみにけいこたんは、“ヤング・シャーロック”という映画の中に出てくる幻覚を思い浮かべているが。

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2006年4月 3日 (月)

添い寝

昨日、けいこたんがお風呂に入っていると、大きな声が聞こえてきた。「じいさんじいさん!!」急いで上がってみると、「お先に失礼します」と言ってとっくに寝たはずのばあちゃんが、リビングのドアをあけ、「じいさんが、一緒に寝てくれんと、あいつらがまたやって来た!!」「昨日は一緒に寝てくれたけん大丈夫だったでしょうが!」と続けた。「そうかあ?」じいちゃんは、たいていは夕食後、ソファーの上でしばらく横になって動かないが、これだけ頼りにされたら動かないわけにはいかない。わけがわからないまま、とにかく一緒に連れ立って寝室へと向かった。
そういえば、最近ばあちゃんの方からじいちゃんのベッドに入って寝ている光景がしばしば見られた。ばあちゃん怖いのかなあと思っていたが、やはりそうかあ。そのまま夜は静かに更けた。
今日仕事から帰ってみると、ベッドがふたつくっつけて準備してあった。狭い和室にふたつのベッドだから、トイレに起きやすいように「コの字」型に配置していたのだが、ばあちゃんよほど怖いとみえる。とうとうふたつのベッドをくっつけてしまった。パパが「あれじゃあ、じいさんが便所に起きるときは、行きにくいかもしれないね」と言うがばあちゃんは、「そんなことはなか。昨日もちゃんと行けてる」と答えた。
しばらくしてじいちゃんがトイレに起きてきた。じいちゃんとばあちゃんとは、寝る位置を替わっており、じいちゃんもスムーズにトイレに立つことが出来たようだ。「後ろ向いて、すわってね」と声をかけながら、日曜日、末っ子の引越しが終わり、妙に寂しい気分になってしまったけいこたんだったが、とても寂しがってる暇はなさそうだと思うけいこたんであった。

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