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2007年2月25日 (日)

ヘルパー氏メモ

ヘルパー氏のメモに、“おばあちゃんが「おまわりさんがたくさん来た」と言われました。嘘か本当かわかりませんが、「今はいないから大丈夫ですよ」と言っておきました。”とあった。
嘘です。おまわりさんがたくさん来るような事件なんてありません。
けいこたんが仕事から帰ったときも、ご飯を呼びに行ったのに、玄関を開けて「こっちよ、ほら早う入らんね」とばあちゃんがしきりに誰かを呼び込もうしていた。
「だれもいないからおじいちゃん呼んできて。」と声をかけるとばあちゃんは「おかしかねえ。」
そうだよねえ、おかしかよねえ、ばあちゃん。
最近こんなことが頻繁で、実は、けいこたん、過敏性腸症候群気味なのだ。

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2007年2月23日 (金)

どうぞおやすみ

ばあちゃんの早起きは今に始まったことではないが。
昨日も、11時頃から、布団を片付け始めたので、けいこたんが「おばあちゃん、まだ夜だよ。私達も今から寝るんだから、おばあちゃんもベッドで寝てよ。」と声をかけたが、ばあちゃんは「ばってん、起きれ起きれって言われたけん。布団ばはよ片付けろって。」
「だれもそんなこと言ってないよ。布団に入らんと風邪ひくよ。」
ばあちゃんは「どうぞおやすみ。」と布団を片付ける手を休めなかった。
数分後、パパの大きな声が聞こえた。(今夜はパパが出張してなくてよかったぁ。)
「まだ寝とかなん!(寝とかないといけない)」
けいこたんが見に行くと、ばあちゃんはベッドの中でちゃんと眠っていた。

そして、2時頃、ばあちゃんは再びベッドを片付け、歯を磨き、化粧水を念入りに顔につけていた。

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2007年2月19日 (月)

金曜日の午後

金曜日の午後、またまたヘルパー氏からのTel。
今度はばあちゃんの様子が変だとのこと。
入浴後、いつもなら寝室に行ってゆっくり服を着るのだが、寝室がどこかわからなくなったという。
「心配なので、3時頃、様子を見に行ってもいいですか」との問い合わせだった。
最近、毎晩といっていいほど、早起きで、それもものすごく早起きで、けいこたんがまだベッドに入る前に起きてきたりする。
ヘルパー氏が気にかけて下さるなんて有難いこと。よろしくお願いしますと言って、受話器を置いた。
その日は、朝一番に歯科治療があった。
出勤前に公務(じいちゃんばあちゃんの受診をパパはこう呼んでいる)を済ませたパパに連絡をとる。
パパ曰く「朝は普通だったけど。」と。
仕事を終え(というか、途中でやめて)帰ると、いつものように二人は早々とベッドの中。
「ただいま!」には、じいちゃんだけが「おかえり」とつぶやいた。
ヘルパー氏のお手紙には、『落ち着かれており、お茶を飲んでいただきました。』とあった。
この3時頃に訪問してくれたヘルパー氏は訪問介護を始めた初期の頃来てくれていた方で、彼女が尿臭の衣類をバケツにつけ込んでおきましょうかとか、階下のおじいちゃん達専用のトイレの掃除をしましょうかとか、申し出てくれたのだった。
さて、夕食が出来て、起きてきたばあちゃんに「おじいちゃんは?」と聞くと、「さあ、ご飯に行こうて言ったら、なんとかかんとか言っとたけど」に続いて「いただきます。」
いつものように、早々と食べ始めた。
じいちゃんを起こしに行こうとリビングを出ると、ちょうどトイレに向かうじいちゃんに出くわした。
トイレに起きれば、手洗い、食事とスムーズに事が進むじいちゃんなので、タイミングよかった。
食事の後、ばあちゃんに「今日、ヘルパーさんが来たでしょう?」
ばあちゃんは「さあ、知らんよ。」
「ヘルパーさんがお茶いれてくれたでしょう?」
「・・・・・」
いつものように寡黙なばあちゃんだったが、『落ち着かれて、食事もきちんとされた』ので、まっ一安心かな。

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2007年2月12日 (月)

いつ帰るとか?

じいちゃんとばあちゃんが2泊3日のお泊りから帰って来た。
ばあちゃんの顔はうかない。
「とうとうやられた。」
「???なにがやられたって?」
「とうとう財布ば盗られた!」
パパが「もう、何回も何回も盗られたって言って、あんたがどこかに忘れとったでしょう!今までも。」と言った。
堪忍袋が切れたかのようだった。
ばあちゃんは「どこもここも全部探してなかったけん、ようやく話したとに。」としょぼんとしていた。
なるほどばあちゃんはショートステイから帰って来て、荷物をやたらとひっくり返していた。
「おばあちゃん、お金は持ってないって言ってたでしょう?」とけいこたんが言うと、ばあちゃんは「少しだけ、買い物はせんから、少しだけ持って行っとったもん。」
パパがいきおいよくリビングから出て行き、寝室の荷物を探したが、財布はなかった。
「ショートステイに忘れていても、すぐに見つからんで、次の泊まりの時、出てくることもあり得る!」とパパが宣言した。
けいこたんは「わけわからん!?」
パパが言うには、以前、風邪薬を持たせて、翌々利用日に風邪薬が戻ってきたらしいのである。
まっそのうち出てくるだろうが、ばあちゃんもパパも「どうせ、ちいっとだけん、もうよか!」とあきらめ顔だった。
夕食後、今度はじいちゃんがばあちゃんに尋ねていた。
「今夜は家に帰らんとか?」
「家に帰ってきたでしょう。」
「だけん、家にいつ帰るとか?」
ばあちゃんが「ここが、家だけん、どこにも帰らんよ。」
じいちゃんは段々腹がたってきたようだった。
「お前は、ここにまだ泊めてもらうつもりか?泊まってよかて言われたつか?(言われたのか)」
「ここは、息子の家だけん、泊まってよかたい。」
するとじいちゃんは「息子って誰かい?」
ああ、やっぱり口を挟まないわけにはいかなくなった。
「おじいちゃん、ここはあなたの息子の○○の家だから、いつまでも居ていいんだよ。時々温泉に泊まりに行く以外は、ずっとここに居るんだよ。」
じいちゃんは「ほう、そおな?こいつは、なんにも話してくれんけん、さっぱりわからん!」
じいちゃんの頭からゆげでも出そうなケンマクだった。
「少し酒でも飲むね?」
パパから勧められて、じいちゃんは昔話をしながら、ようやく落ち着いた。
「おばあちゃんもこっちへ来てお茶でもどうね?」
パパが勧めたが、ばあちゃんは「お先します。」と言ってさっさと寝室へ戻って言った。
どこまでもマイペースなばあちゃんだが、今夜から新しく頻尿の薬が増えている。

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2007年2月 9日 (金)

祝言

今朝は、3時半頃に歯磨きを済ませたばあちゃん。
トイレの後、洗面所に立ち寄り、ばあちゃんの洗面が済むのをじっと待っていたじいちゃん。
ふたりとも、けいこたんが朝ごはんの準備をするのを待っていたかのように、食卓についた。
けいこたんは、まだすっきり目覚めないままに職場へ急いだ。
昼休み、ヘルパー氏から連絡を下さいとの留守電が入っていた。
家に電話してみると、じいちゃんの様子がおかしいと言うのである。
いつもより饒舌で、食卓に着いても、お箸でトントンとテーブルをたたいて落ち着きがないとのこと。
バイタル(血圧や体温)は概ね正常なので、入浴は予定通りにお願いした。
夕方帰宅すると、じいちゃんとばあちゃんは、寝室ですでにセッティングしてあるベッドに座り、なにやら話し込んでいた。
「ただいま!」顔を覗かせてけいこたんが挨拶をすると、じいちゃんだけが返事をした。
「ああ、お帰り。」
急いで夕食の仕度をしていると、じいちゃんがやって来て、こう言った。
「祝言の仕度をせなならんけん、よろしく頼むね。」
「???」
「おじいちゃん達、金婚式もとっくにおわったよ。」
それでもじいちゃんは「祝言ばあげるけん、いろいろ人を呼ばなならん。」
おやおや、今度はじいちゃんかい。
否定しても埒が明かず、曖昧な会話のまま、じいちゃんは去って行った。
しばらくすると、ふたりで戻って来た。
じいちゃんが開口一番、「さっき祝言ばあげるって言うたけど、もうあげとるけん、取りやめになった。」
ばあちゃんから諭されたらしい。
じいちゃんは「きちんと、説明してもらわんと、祝言(しゅうげん)ばあげたこと、忘れとった。」
だから、何度も説明したでしょうと思うまもなく、食卓に着いたふたりにせかされるかのように、食事の仕度を急ぐけいこたんであった。
明日から、2泊3日のおとまり。
あちらで、静かだといいがとちょっと気になるふたりだ。

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2007年2月 8日 (木)

昔がえり

じいちゃんは朝から変だった。
食事の後、ソファーに座っていたじいちゃんが、立ち上がったかと思うと、食卓のほうへ戻ってきた。
なにやら探している様子。
出勤前のけいこたんに心の余裕はなく、早口で、「おじいちゃん、なに?おしっこ?」
ばあちゃんも気が付いて「なに?便所な?」
じいちゃんは、「手帳ばどこに置いたかわからんけん、探しよると。」
「おじいちゃん、こっちじゃないよ。向こうで探そう!」
けいこたんが手を引くと、それが少し強かったのか、足元のおぼつかないじいちゃんが「おっとっと。」となった。
「あっ、ごめんごめん。」
じいちゃんは、けいこたんをきっと見て、「あぶないよ。」と静かに言った。
「あー、ごめんごめん」と言いながら、けいこたんはじいちゃんをばあちゃんにバトンタッチした。
出かける前に和室を覗くと、ばあちゃんがベッドにじいちゃんを寝かせつけていた。

本日のヘルパー氏の記録によると、二人とも、血圧正常、体温平熱、昼食・おやつともに完食なり。

さて夕食も完食したじいちゃん「今日の夜警はみなどこに集まっとんなるかい?」とパパに聞いた。
「今頃は、夜警はなかよ。」
「うんうん、夜警の時は、夜食がやっぱり出るとかいな?堂前(どんまえと呼び、じいちゃんが住んでいた家の近くにある場所の呼び名)に集まって行くとだろうか?」
「昔みたいに、見回る人はおらんよ。」
「うんうん、やっぱり、夜食は出るとかいな?」
こんな会話が数回繰り返され、じいちゃんは「そろそろうちに帰る」と言って食卓を離れた。
「今夜は昔がえりだね」とパパが言った。

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2007年2月 6日 (火)

じいちゃんの食欲

先週、デイケアの昼食時、じいちゃんは、ご飯と汁物を食べたきりで、ほかのおかずを残したとばあちゃんから報告があった。
デイケアのスタッフ氏が「家では、ご飯をきちんと食べられていますか?」と聞かれたので、ばあちゃんは「家でも食べんって言うて、寝てばっかりおりますって答えとった。」
「そのことをお嫁さんは知っておられますか?」
ばあちゃんは「知っとりますたい」と答えたらしい。
う~ん、けいこたんの知るかぎりでは、じいちゃん、たまに「まだ起きたくなか!」と言って朝食を摂らなかったり、夕食にも起きてこなかったりする日もあるにはあるが、「おにぎりだよ」とか「パンもあるよ」とか、手を変え品を変えて、たいていは起こしているつもりだ。
また、トイレに起きてきたら、そのまま手洗いを済ませ、食卓まで移動させるという手も使う。
その頃には、じいちゃんは「飯は入らん!」と言っていたことなどすっかり忘れて、並べてあるものをすべて平らげてしまうのだ。
それでも、まっ、ばあちゃんの食欲にはとうていかなわないが。
さて、今夜は珍しくじいちゃん起きてこなかった。
ばあちゃん曰く「朝のおにぎりば、10時頃食べて、昼ごはんが入らんかと思ったら、それも全部食べたけん、多すぎたもんね。」
お風呂の後には、焼き菓子と牛乳のおやつも平らげているし、今日は糖尿病のじいちゃん、食べすぎかもしれないな。
一方、ばあちゃんの食欲は相変わらずで、親子丼と餃子を食べ、からし蓮根、トマトとキャベツのサラダ、白菜の漬物など順番にたいらげた。
そして、たいていは「あー美味しかった」と言ってくれる。
ちなみにじいちゃんが美味しいと言うことは、かなりの頻度で少なく、たいていは「そうでもない」とか、けいこたんが「いまいちでしょう?」とか聞こうものなら「う~ん、いまにだなあ」と言うのだ。
それを聞くと、「今度は『うまい!』と言わせてみせるぞ」と頑張ってしまうけいこたんなのだ。

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2007年2月 3日 (土)

フリース

日曜日の午後、教会から帰ると、和室でばあちゃんが縫い物をしていた。
パパが「ボタンつけばしよるけど、上手くいかんみたい。してやって。」
それじゃあ、ご飯を仕掛けたら、声かけてみよううと、しばらく経って和室を覗くと、ばあちゃんは、もうベッドの準備をしていた。
ご飯が出来てからボタンをみてあげようかなと思っていたが、ご飯が出来たらすぐ食べ始めるばあちゃんなので、食後に仕事の進み具合を聞くことにした。
さて食後、ばあちゃんのほうから、「けいこたん、あんたが忙しかろうけど、ボタンばつけてくれんね?じいさんのはつけたばってん、私のが上手くいかんけん。」
ほいきた。
昨年のクリスマスに、じいちゃんとばあちゃんにペアのフリースのジャケットをプレゼントした。
ファスナー開きのため、どうも上手く止めれなくて、スナップをつけたほうがいいと、ばあちゃん。
着るときに止めてあげるよと言っても、ばあちゃんは、思い込んでいるから、気の済むようにしようと思った。
ばあちゃんは、じいちゃんのフリースにスナップをつけていた。
振るえる手で、頑張ってつけていたが、凸凹が逆さまになったり、エトセトラ。
ばあちゃんのフリースにまず、スナップをつけ、続いて、じいちゃんのも全部付け替えた。
翌朝、じいちゃんとばあちゃんは、フリースのジャケットを着て、デイサービスに出かけた。

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2007年2月 2日 (金)

おかしかねえ

ヘルパー日誌の最近の記録。
訪問時、おじいちゃんが縁側からおしっこをしていたと記されていた。
洗濯物がすぐ外に干してあるが、そこまで飛ぶほどではないにしても、危うかった。
以前から、トイレに行く時は、「オッチラオッチラ」と掛け声をかけながら、ゆっくりゆっくり歩いて行くのに、庭におりて用を足すときは、素早かった。
だが、以前に比べ、少しずつ老化現象が進んでいることを思えば、やはり油断できないなあ。
縁側から落ちたりしたらと思うと、冷や汗ものだ。
そして、ばあちゃんも、もはやじいちゃんを見てくれるどころではない様子。
今夜も、廊下の電気がいきなりパッとついたかと思うと、休んでいたはずのばあちゃんがリビングへ入ってきた。どうも誰かを案内してきた気配。
「さあさあ、こっちへ来て座ってください。どうぞどうぞ。」と呼び入れる仕草。
ばあちゃんは、リビングの真ん中に座り、隅にむかって、しきりにご挨拶をし始めた。
けいこたん達が、「誰もいないよ」と言っても、一向に耳にはいらず、接待に忙しそうだった。
「おばあちゃん、ゆめ!ゆめだよ!」
数回言って、ばあちゃんは、「あら?おかしかねえ。」
こっちのほうが、おかしくなりそうな夜だった。

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