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2007年8月30日 (木)

使い加減

ばあちゃんの足が進まない。
いわゆるすくみ足だと思うが、診察の時には、ばあちゃん頑張って歩くらしく、先生は「大丈夫そうだね」と薬を減らしてくれたようだ。
パーキンソンの薬で、心臓に副作用が現れたものがあったので、心エコー検査の必要が出てきたため、それを診察の度に1錠ずつ減らしていったのだ。そしてとうとう3錠(2剤飲んでおり、そのうちの1剤は3錠を朝に、1剤は、3錠を毎食後に分けて飲んでいた)ともなくなってしまった。
もう1剤飲んではいるが、食事の時の手の振るえや、トイレに行く足がなかなか進まないことを思えばそんなに急に減らさなくてもと思ったりする。
薬は使い加減なのだから。

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2007年8月25日 (土)

今後の抱負

今日はじいちゃんの89歳の誕生日。
今月は今日で3回目の“ハッピーバースデー”をじいちゃんとばあちゃんは歌ったことになる。
テーブルの上には、デイケアやデイサービスでお誕生会がある度にもらってきた花が毎日花瓶の水を替えてやった成果が出て、今日までなんとか保たせることが出来ていた。
じいちゃんは自分が89歳だと聞いて、「努めて元気にします!」と言った。
恒例のお寿司とケーキをたいらげたあと、「もう寝る!どこにも行かん!」と言い出したじいちゃんに改めて今日はじいちゃんの誕生日であることを伝えた。
再びじいちゃんは「もう90くらいになるとか?」
パパが「今後の抱負は?」と聞いた。
じいちゃんは「寝ること!」と答えた。

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2007年8月21日 (火)

ゆったり

最近にしては珍しく朝からじいちゃんはベッドから起きてこようとしなかった。
朝食は食べなかったが、昼食はきちんと食べていた様子。
そして、夕食、これまたベッドから降りたくないじいちゃんをそのままにしてばあちゃんとふたりでご飯を食べた。
「おにぎりなら食べるかもしれんけど、パパがいかんて言うもん」
ばあちゃんがこう言うのは、じいちゃんがベッドの中でおにぎりなら食べるというのを許可しなかったからだ。
「ちゃんと起きてきて食べないと、おじいちゃんは寝たきりになるよ。」
ばあちゃんにも協力してもらって、じいちゃんを寝たきりにしないように注意せねばなるまい。
ばあちゃんは夕食を済ませ、じいちゃんを呼びに行った。
半ズボンの前部分を濡らしたじいちゃんは、そのまま食卓に着いた。
じいちゃんがおかずも全部食べるように、ご飯の上におかずを乗せてやると、やっぱりじいちゃんは完食したさ。
じいちゃんがばあちゃんに、「ご飯食べんとか?」と聞いた。
「もう食べたたい!」ばあちゃんは、それから「ほれ、あそこに子供が並んどるばい。夕方連れてきて、置いていったもん。」
そして、じいちゃんが食事を終えるとばあちゃんが「けいこたんがひとりになるけん、パパが帰って来るまで、ここにおろう(いよう)」
「だいじょうぶだよ。ひとりでいいよ。なぁんにも怖くないよ!」
でも、それからじいちゃんとばあちゃんと三人で肝試し番組を見るはめになった。
番組が終わると「ああ、恐ろしかった」ばあちゃんはじいちゃんを促して寝室にようやく行った。
けいこたん、パパが帰るまで、しばしひとりっきりの時間。
今夜は珍しくゆったりと湯船につかった。

パパが帰ってきて、しばらくすると玄関の灯りのスイッチ音が聞こえ、ばあちゃんが「どなたですか?どうぞ。」
ばあちゃん、誰も彼も招き入れないでよ。

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2007年8月19日 (日)

重たかった

昨日はパパが友人のお祝い事で熊本に行っていたため、けいこたんはじいちゃんとばあちゃんと三人きりだった。
夕食の後、ソファーに座っていたばあちゃんが、じいちゃんの足元に手を伸ばして「虫なあ?」と言ったかと思うといきなりしゃがみ込み、眠ってしまった。
いつもの睡眠剤を飲んではいたのだが、こんなに急な効果発現は初めてだった。
ジルが寄ってきて、ばあちゃんの顔をペロペロすると、ばあちゃんは眠ったまま「う~ん!のさんなあ!」と怒ったように言うが、リビングから寝室へ移そうとしても、びくともしなかった。
じいちゃんは、心配そうにそばについているだけ。
そう太ってはいないが、けいこたんより大柄のばあちゃんをどうやって寝室まで運ぼうか?
座布団二枚を下に敷き、ようやく寝室まで運んだが、ベッドに上げることができない。
このまま寝かせておこうと思ったが、じいちゃんがこれまた心配そうにそばでじっと座っていたし、トイレに行くにも、足の踏み場がなくなるので、仕方なくなんとかベッドに上げた。
パパが帰ってきた、事の顛末を話すと、「リビングにそのまま寝かせといてよかったのに。」
今度からそうするよ。だって、ぎっくり腰みたいだもん。
それにしても、この暑さだ。ばあちゃんの体に異変が起きてないといいが。
今日は一日中、ばあちゃんの顔は正気じゃなかった。

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2007年8月16日 (木)

良し悪し?

職場のお盆休みが終わり、じいちゃんとばあちゃんもお泊りから帰ってきた。
早速、本日のヘルパー日誌には、「入浴の為、服を脱ぐ途中で、排便あり」と書いてあった。
最近、じいちゃんはしものしまりが悪く、自分で、出している感覚がなくなってきたようだ。
さらに、夕食の前に手を洗いに行ったと思ったら、風呂場から、パパの声。
「出そうになったら、トイレに行かなんたい!」
見に行くと、手を洗っているはずのじいちゃんがお風呂場で、体を洗ってもらっていた。
食事の前のこのカグワシサにはいささか閉口する。
このまま食卓についても喉を通りそうになかった。
けいこたんは、じいちゃんとばあちゃんに先に食事を済ませてもらい、パパがお風呂から上がってくるのを待つことにした。
最近覚えたニガウリの料理。
じいちゃんも珍しく「うまかあ。」
ばあちゃんは、たいていの料理には「美味しかった」と言ってくれるが、今夜のニガウリは「これは、きゅうりと思っとったら、ダマサレタ。」
ニガウリは通じにもいい食べ物だと聞くから、じいちゃんにも効果ありかも。
う~む、これも良し悪しかなあ。

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2007年8月11日 (土)

言ってしまった

ばあちゃんの妹のさこおばさんが亡くなった。
ばあちゃんは、熊本に出掛けて行った。
と言っても、勿論一人で行けるわけはなく、パパが送って行き、帰りも迎えに行った。
ばあちゃんは、今回は、はなから(余談だが、このはなからという、「はな」は韓国語でひとつの意味、一からという意味だ)熊本に泊まるつもりだった。
お通夜、葬式と済ませて帰ると思っていたが、結局、早く行われる初七日の儀式まで、全部済ませて帰ってきた。
この2泊3日の間、残されたじいちゃんは、またまたデイサービス、ヘルパー、の連結プレーで事なきを得た。
出勤前にじいちゃんをデイサービスに送って行った時、けいこたんは、じいちゃんの一歩一歩の進み方が以前に比べて、より慎重になっていることに気付かされた。
けいこたんが、遅刻寸前で、あせっていたせいかもしれないが、じいちゃんの遅々とした歩みにはハラハラさせられた。
夕方、仕事から帰るとじいちゃんは、静かにベッドに横になっていた。
「ただいま。」
「おかえり。」
「すぐご飯にするからね。」
「うん。」
じいちゃんは、ばあちゃんのことを全く聞かなかった。
もちろん、ばあちゃんが熊本に出掛けていることは毎晩話したが、その度にじいちゃんは「誰が、死んだって?」とか、「それは、誰な?」とか聞いてきた。
だが、今夜帰ってきたばあちゃんから、妹の葬式の話を聞いて、じいちゃんは、「そうかあ。」
ばあちゃんが、「里に帰ったら、自分が一番年取っとった」と言ったら、パパが横から「長女だけんな。当たり前たい。」と言ってしまった。

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2007年8月 9日 (木)

今のままでいいよ

50代の男性が生活保護を打ち切られて餓死したというニュースが流れた。
食事中のけいこたんは、じいちゃんにこのことを話して聞かせた。
それから、駅や公園にいるホームレスの人達のことなども。
じいちゃんが「私はいいほうばいね」と言うので、図にのったけいこたんは「そうだよねえ。息子嫁も優しいし。」とついでに言ってみた。
じいちゃんは頭を傾けて「それはどうかな?」と答えた。
けいこたんは心の中で、(あれっ?やっぱりそうかぁ。)と思ったが、すかさず、「おじいちゃん、私だよ。息子の嫁だよ。」
じいちゃんはけいこたんの顔をまじまじと見てこう言った。
「あなたは、今のままでいいよ。」
けいこたんはホッとした。

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2007年8月 3日 (金)

ばあちゃんの楽しみ

最近、けいこたんが仕事から帰ると、ばあちゃんは、和室で、ベッドの上に寝っ転がってテレビを見ていることが多い。
勿論、音量は40くらいのレベルだ。
普通、20くらいのレベルで見ているから、ばあちゃんの音量のすごさがわかってもらえるだろう。
それはともかく、ガンガン冷えたクーラーの中で気持ちよさそうに、テレビを見ているばあちゃんのそばで、じいちゃんは、毛布を二枚重ねて寝ている。

今夜は食事が済むと、リビングでテレビに釘付けになったばあちゃん。
見ていたものは、女子バレーボールワールドグランプリ。
そして、ゲストの北島三郎を見て、ばあちゃんは隣に座っていたじいちゃんに「北島三郎じゃなかね?バレーに出とるなあ。もう歌手はやめたとかいな?」
じいちゃんは相変わらず「うん???」

ばあちゃん、楽しみが出来てよかったね。
でも明日も一仕事終えたばあちゃんのつけたテレビの音で目が覚めるけいこたんなのかしら?

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2007年8月 1日 (水)

今までとおり

ばあちゃんが食後、歯磨きをした後、再びけいこたんとパパのもとへやってきた。
そして言うには「あたたちが話ば、今夜はどうでもこうでも聞かせてもらわんといかん。」
私達の話って?
パパが「なんの話ね?」と聞くと、ばあちゃんは、急に顔つきがかわって、目は半分あいてないようで、「パパが出て行くなら、私達はけいこたんと残されて、どこにも行くところがなかけん、もう死ぬしかなか。」
おやおや、じいちゃんばあちゃんと残されるのはけいこたんかい?
「おばあちゃん、私達はけんかなんてしてないでしょう!」
実際、けいこたんとパパは結婚以来、喧嘩らしい喧嘩をしたことがない。

さらに、「死んでも、墓に入っていじめられるなら、行くところはなか」
パパが「なにか思いあたることがあるの?」
ばあちゃん「・・・・・」
これはばあちゃんの被害妄想だろうか。
こうなるとけいこたんも呆れて物が言えない。
パパが「まだ死なんでもよかけん、元気にしとかなんたい。」
ばあちゃんも「どうやらこうらや元気だけん。」

「お通じはあったの?」
ばあちゃんは最近便秘気味であるとよく訴えるからだ。
「もう1ヶ月も出とらん。」
先週、出たようだったが、ばあちゃんはいつ聞いても「もう10日以上出らん」が口癖みたいになっている。
収拾がつかないまま、ばあちゃんは「ほなら、けいこたん、よろしゅうお願いします」と言って寝室へ去って行った。
はいはい今まで通りまかせてちょうだい。

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