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2007年11月27日 (火)

クワバラクワバラ

じいちゃんの従兄弟にあたる人が亡くなったという知らせが昨日じいちゃんの妹のふさおばさんから来た手紙に書いてあった。
ばあちゃんは、「じいさんに知らせるとつらくなるだろう」と心配した。
今朝、パパが出かけた後、ばあちゃんがけいこたんのもとへやって来て「朝から、じいさんに知らせてよかろうもんかね?」と聞いてきた。
知らされたじいちゃんは「なんで死んだんだろうか?喧嘩でもしたんだろうか?」などとばあちゃんに訊ねていた。
じいちゃんにしてみれば、自分といくつも年の差がない従兄弟なのだが、まだ若くて元気がよくて、喧嘩かなにかでもなければ死ぬはずがないと思っているようだった。
それに対して返事をするわけでもないばあちゃんは外のほうをじっと見ていたが「また、女が来て待っとる。」
じいちゃんは、もう従兄弟のことは忘れて「誰ばや?」
ばあちゃんがじいちゃに説明していたが、それは、パパを待ってる娘さんだという。
じいちゃん曰く「あれは優しかけん、女にもてるだろうねえ。騙されんとよかばってん。」
おやおや、こっちにも鉾先が向いてきてるよ。
クワバラクワバラ。

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2007年11月21日 (水)

ばあちゃんを叱る

歯科受診最後の日。
デイケアから帰ったじいちゃんとばあちゃんの一休みがすんだ頃、ばあちゃんを呼びに行った。
ばあちゃんは、「じいさんを寝かしとくけん、布団ばしてから歯ば磨く。」という。
少し早めに呼びに行ってよかったと思った。
ようやくばあちゃんの準備ができて、車に乗ろうと外へ出た。
あいにくお隣の工事で、我が家の車を斜め向かいに借りている駐車場に止めていたので、ばあちゃんに車を動かすからじっとしててと伝えた。
なのに、ばあちゃんは、けいこたんが車をバックさせ、いったんブレーキを踏んで切り返そうとしたところへ、ササッと近づいてきて、車のドアを開けた。
「おばあちゃん、あぶないでしょ!!」
「なんの、だいじょうぶ。」
乗り込んだばあちゃんは、ドアを自分で閉めた。
坂道の途中で、車のブレーキを踏んだままのけいこたんが降りて行く間も待てないほど、ばあちゃんは素早かった。
運転しながらけいこたんは、「もう、じっとしてないとあぶないからね!」と小声で空しくつぶやいた。

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2007年11月20日 (火)

要介護Ⅰ

ばあちゃんの幻覚には聞き流す術を知らないけいこたん。
今夜もばあちゃんが、「ほら、あそこにいる人は、誰ね?」に、「誰もいないよ。」
ばあちゃんは「そうな、あたがそう言うならそうたいな。」
妙に納得したふうのばあちゃんの後について行きながら「おばあちゃん、誰もおらんから心配せんでよかよ。」
ところが、ばあちゃんはけいこたんが後からついて来ているのに気がつかなかったようで、「いつもウソばっかりつく。」とブツブツ言いながら、寝室のドアを閉めようとした。
閉まらないドアで、けいこたんの存在に気がついたばあちゃんは困ったようだったが、けいこたんが「ウソなんか言ってないよ、い・つ・も・・・」
「ごめんなさい。あたが、そう言うならそれでよかたい。」
こんなばあちゃん、どうしたことか、今回の認定調査で要介護Ⅰに下がってしまった。
う~ん、自立への一里塚か。

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2007年11月18日 (日)

よし!

芸術の秋、第二弾。
昨日に続き、今夜は樋口一葉の世界。
朗読とマンドリン演奏。
教会から帰って、パパとふたりでじいちゃんとばあちゃんの冬物の衣類を買いに行った。
じいちゃんの服は、やっぱり、裾をかなり縫い上げないといけないな。
それから、夕食の準備をし、パパが三人で食べててくれるというので、けいこたんは、旧くからの友人の企画する朗読の会を聴きに行った。
樋口一葉といえば、作品名以外は、五千円札の顔くらいにしか馴染みがなかったが、朗読を通してしばし現実から開放された豊かなひとときを過ごすことができた。
付け加えれば、出かける時、パパから促された。
「ばあさんに、出かけるって言っておかないと、心配するよ。」
けいこたん、出かける時は、必ず行って来ますを声に出している。
だが、いつも返ってくるのは、じいちゃんの「ああ、ご苦労さん。」だけなのだ。
だから、今夜は、ばあちゃんにけいこたんの顔を近づけて「行って来ます」を言った。
ふたりから「行ってらっしゃい」が返ってきたから、よし!

芸術の秋、第三弾はユトリロ展を予定。

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2007年11月17日 (土)

ヴェニスの商人

芸術の秋、第一弾。
土曜日は、午後2時に薬局が閉まる。
後片付けを終えて、パパと待ち合わせをして、知人の演劇を観に行った。
シェークスピアのヴェニスの商人。
けいこたんがかつて教科書で学んだ記憶の中のシャイロックとはその描き方が異なっていて興味深かった。
帰路、新しいファンヒーターを買って帰った。
明日から寒波が押し寄せてくるというのに、我が家のファンヒーターは故障しており、しかも
部品がないので修理ができないと断られたのだ。
デイサービスから帰っていたじいちゃんとばあちゃんは、早々とベッドにもぐっていた。
けいこたんが「ただいま」と大きな声で数回言うと、ようやくばあちゃんの耳に届いた。
もっとも、じいちゃんには、とっくに聞こえていたので、じいちゃんからは数回、「お帰り」の返事があった。
ばあちゃんは、すっくと起き上がった。
けいこたんは台所へ行き夕食の支度に取り掛かった。
パパがファンヒーターを運んできたところへ、じいちゃんとばあちゃんがやってきた。
ドアの前で、がちあったらしく、パパは箱を抱えて、ばあちゃんは腰を曲げて、あっちへウロウロこちへウロウロ。
「もう、邪魔たい!」
ばあちゃんが、台所のほうを見て、「なんね、ご飯かと思ったら、今帰ったばっかりね。」
けいこたんの「ただいま。」をばあちゃんしばしば「ご飯だよ。」と間違えるとみえる。
それはともかく、今夜から暖かいぞ。

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2007年11月16日 (金)

幽体離脱

けいこたんは、公休を利用して、入院しているママを見舞った。
上腕骨折の手術を終えたばかりのけいこたんのママは、看病してくれているけいこたんの一番上の姉ことかんちゃんに「体が離れて、東京にいる次女の所へ行ってきた」と言ったそうだ。
かんちゃんはこのままママの頭が変になったらどうしようと心配になったようだ。
手術から4日経っていたママは、けいこたんにも「浮遊霊になった・・」
「お母さん、浮遊霊っていったら、成仏できてない霊のことかいな?東京に行ったんなら、幽体離脱じゃないの?」
ママは「ああ、そうそうそれたい。私は手術の後、2日くらいおかしかったらしいもんね。」
全身麻酔の後のうわ言だったのか?
かんちゃんとけいこたんはちょっとホッとした。
だが、これから、約2ヶ月のリハビリを兼ねた入院が続く。
頑張れ、ママ!

ママを見舞った後、高速道路をすっ飛ばして、家路に着いた。
ばあちゃんの歯科受診の予約日だったのだ。
少し遅れたが、ばあちゃんの新しい義歯が出来上がっていた。
食後、ばあちゃんに「おばあちゃん、はぁ、磨くよ!」
ばあちゃんは「明日の朝、磨くけん、よかろう。」
いやいや、先生からも言われていたけいこたんはばあちゃんの歯の金具を引っ張った。
ばあちゃんは仕方なく、洗面所に行った。
食事中、痛みもなかったようで、次回でようやく終了となりそうだ。

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2007年11月15日 (木)

妙にかみ合う会話

あいかわらずばあちゃんの幻覚に翻弄されているけいこたんとじいちゃん。
先日は、台所で食事の支度に忙しくしていると、ばあちゃんがやって来て、「盗人(ぬすっと)はどこにやったな?」。
はたまた、じいちゃんに向かって「あたはなんで私ばうつとな(たたくの)?」
夕食を済ませた直後で、何事もなくソファーに座ったばかりだったので、パパとけいこたんはしばらく様子を窺っていた。
ばあちゃんからしきりに責められていたじいちゃんは「俺がかぁ?なんで、そがんことば(そんなことを)したつかねえ?」
幻覚のせいでか、叩かれた気分のばあちゃんと、物忘れが進んで、数分前のことも忘れてしまうじいちゃんの会話はその日も妙にかみ合っていた。

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2007年11月10日 (土)

ママが大変!

先週の土曜日は素晴らしく天気のいい日で、けいこたんはパパと予定通り、久住へ山登りに出かけた。
その夜は、けいこたんのママや姉上夫妻と、今月誕生日を迎えるパパのお祝いをする予定だった。
じいちゃんとばあちゃんを、朝から早々にパパがショートステイまで送って行った。
この前のお泊りでは、なかなかお迎えのバスが来ないので、電話をしてみたら、「予定は明日からになっています。」とのこと。
ケアマネ氏の連絡漏れか、受け入れ側かなんとも言えないが、その前のお泊りの時もいつもあるはずのお迎えの時間の連絡がなかったので、「今日もそのうち、来るんだろう」と安心しきっていた。
幸い、ふたりを受け入れてくれる部屋の空きがあったので、事なきを得たが、けいこたん達がじいちゃん達を残して先に出掛けていたらと思うと、ゾッとする。
さて、山から下りた頃、けいこたんの携帯に電話が入った。
義兄からの電話で、「大変なことになった!!」
けいこたんのママは、お誕生のお祝いのため、前の日から、姉の所に泊まっていたのだが、廊下でふと足を滑らせてしまったらしい。
2度にわたる脳梗塞・脳出血で、右腕が不自由なのに、転倒により今度は左腕の骨をポッキリ。
食事も排泄もすべて自分では出来ない状態。
入院とあいなった。
80歳なので、そのままにしていては回復に時間がかかるとのことで、ジョイント手術を受けることとなった。
常々、脳梗塞が二度と起きないように、血液サラサラの薬を飲んでいるので、すぐオペというわけにはいかない。
オペ後もリハビリが必要で、一応全治2ヶ月というところ。
ママが自分の家で転んでいたら、一人では起き上がることも出来ず、どうなっていただろう。
姉の家だったことに感謝。
毎日、姉夫妻が、夕食を食べさせに行ってくれて、脳の活性化のために激励してくれていることに感謝だ。

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