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2007年12月30日 (日)

今夜も無事に

明日で今年も無事に終わろうとしている今日、ばあちゃんとパーマをかけに行った。
ばあちゃんは、まだパーマがしっかり残っているように見えたが、さらに短くそしてしっかりパーマをかけた。
けいこたんは、伸び放題のまま、前髪だけ、自分で切って、あとは後ろで束ねていた髪に、やはりしっかりパーマをかけた。
これで、ふたりとも正月頭になった。
じいちゃんは、もう少し伸びてからでよかろうと留守番になった。
じいちゃんは、昼間もずっと和室で横になっていた。
朝は餡餅を焼いてやったら、パクパクムシャムシャ、食欲が落ちてなかった。
だが、昼間は起きてこなかった。
ご飯に起きてこないのは、珍しくもないので、そのまま寝かしておいた。
夕食の準備をしようと台所に立ったけいこたんの所へばあちゃんがやってきた。
「おばあちゃん、どうしたの?」と聞くけいこたんにばあちゃんは「美空ひばりの歌ば聞きよったけん、あたたちがご飯ば食べたのに気がつかんだったかと思った。」とニコニコしながら言った。
「おばあちゃんより先に食べることはないよ。もう少し待ってて。」
ばあちゃんは、夕食の支度が出来るまで、ソファーのほうへ戻って待っていた。
夕食に起きてきたじいちゃんは、パパから注いでもらったビールを少し残した。
ブリの刺身と味噌汁と、魚のオーブン焼きと、ご飯に載せてもらったおかずは残らず平らげた。
ふと見るとじいちゃんが、下を向いてしまっていた。
「おじいちゃん、眠たいの?」
パパが「一日中寝てばかりおったのに。」
じいちゃんはなんにも返事をしなかった。
すこしヨダレが出ているようだったので、「救急車呼ぼうか?」とけいこたんがパパに聞いた。
パパはじいちゃんに何度も声をかけた。
じいちゃんは眠っているようだった。
さっくんとパパとで、取りあえずベッドにじいちゃんを運んだ。
じいちゃんに異変が起きたのはこれで二度目(1度目はお風呂場で低血糖様症状)だが、またまたさっくんがちょうどいて、運んでくれた。
ベッドに横にされたじいちゃんは「おやすみ」とパパに答えたようだ。
パパは一安心と和室から出てきた。
けいこたんもじいちゃんにおやすみを言おうと思ったが、じいちゃんからはなんの返事もなかった。
けいこたんはじいちゃんの背中に向かって、「神様、おじいちゃんをお守り下さい」と祈った。
ばあちゃんはこの間、ずっとソファーに座ってテレビを見ていた。
その目の前を、私達はじいちゃんを抱えてバタバタとやっていたわけだが、ばあちゃんは何の反応も示さなかった。
今夜も無事に過ぎればいいと願う。

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2007年12月29日 (土)

治外法権

今日で仕事納め、明日から年末年始休暇に入る。
じいちゃんとばあちゃんもデイサービスが本日で終わり、明日はお休みだよとパパから聞かされていたはずなのに、ばあちゃんが「デイサービスは明日と明後日は休みだって言われた。パパから聞いていた話と違う」
そうだよねえ、ばあちゃんの頭の中では、いつも話が違ってきているんだよねえ。
何度か説明し、ようやく納得したばあちゃん、今度は正月頭にするから、美容院に行きたいと言い始めた。
「じいさんも私も正月頭にしに行きたいけど」
ちょうどけいこたんも数ヶ月美容室に行ってないから、明日一緒に行こうということになった。
ばあちゃんはほんのこの前、パーマかけたばっかりだと思うけど、「あんまりかかってなかったみたいだから」とパパ。
母子(ばあちゃんとパパ)の会話にけいこたんは治外法権。特に異議なし。

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2007年12月27日 (木)

クリスマス

今年もクリスマスの時期はあわただしく過ぎた。
日曜日は勿論、聖歌隊の練習などで帰宅が遅くなったが、12月の週末は様々な用事が重なったこともあり、じいちゃんとばあちゃんは、結局毎週お泊りに行ってもらったので、楽だった。
介護費の出費も多くなったが、ボーナスの時期だし、けいこたんも家計のやりくりに頑張った。
今年は前々から約束してあったので、パパが初めて、イヴ礼拝に来てくれた。
前日のクリスマス礼拝には、末っ子のさっくんが、お友達を伴って出席してくれたし、今年のクリスマスは神様からのなによりのプレゼントだった。
さて、25日はパパが泊りがけの出張に出かけ、じいちゃんとばあちゃんはお泊りから帰ってきた。
ショートステイの連絡ノートには、ばあちゃんの幻覚からくる発言が種々書かれてあった。
まっ、これもいつものことなので、けいこたんもさほど驚かない。
そして夕食時、じいちゃんとばあちゃんとけいこたんの3人で、クリスマスのケーキを食べた。
ばあちゃんが言うには、ショートステイでも、ケーキがあったそうだ。
ふたりとも、大の甘党なのでなによりだとけいこたんは思った。
今年は、クリスマスプレゼントをなににしようかとパパと相談したが、結局お菓子の詰め合わせにした。
二人の目の前に差し出したプレゼントを、じいちゃんとばあちゃんは、「ウワー!」と喜んでくれた。
じいちゃんが「もらうばかりで、なんかやらんといかんなあ。」と言った。
けいこたんが「なんにもいらんよ。元気でいてくれるだけでいいよ。」と言うとじいちゃんは「そうなあ、そんならよかった。金も持たんし。」と言った。
私達の会話にほとんど入ってこないばあちゃんは、隣で「ウワー、飴も入っとる!」
クリスマスは、神様が私達に大切なものをプレゼントして下さったことを思い出すことのできる温かい日だった。

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2007年12月19日 (水)

俺の将来は?

仕事から帰ると、和室(じいちゃんとばあちゃんの部屋)で、じいちゃんがばあちゃんに尋ねる大きな声がしていた。
「なあ、お願い!教えてくれんかね。」
「ただいま!」とけいこたんが顔を出すと、じいちゃんがベッドの中から、もう一方のベッドの中で背中を向けて寝ているばあちゃんに向かって話しかけていたことがわかった。
じいちゃんはけいこたんの顔に気がつくと、「ちょっとこっちに来て!こっちに来て、教えてくれんかね?」
けいこたん「おじいちゃん、どうしたの?」
じいちゃん「俺は、ずっとここにいてよかっだろうか?」
けいこたん「うん、ずっとここにいていいよ。来てもらったんだから、ずっとここにいてよ。時々私たちが出かけるときは、お泊りに行ってもらうけどね。あとは、ずっとここにいてよ。」
じいちゃん「そうな?なんだか、あたたちと別れ別れになるごたる(なるような)気がしてならんけど」
そういえば、近頃はばあちゃんの妄想で、パパに女が出来ていて、それならけいこたんはどこかに出て行かんといかんねえなどととんでもない話も出てきている。
けいこたんからばあちゃんの妄想であると聞かされたじいちゃんは「気にせんでよかよ」と言ってくれるのだが、そんなことは日常茶飯事で、その都度すっかり忘れてしまっているわけだから、はたまた、今夜はどうしたのか?
さて、じいちゃんの質問攻めは続いた。
「ここにずっといていいんなら、俺の将来はどうなるとだろうか?」
けこたんは答えに窮したが、あっさりと「100歳まで生きておわり。」
じいちゃんは「100までぇ?そがんはいかん。」と笑った。
けいこたん「いやいや、おじいちゃんは今90だけん、100なんてすぐだよ。」
じいちゃん「そうな?俺は90な?そんなら、ずっとここにおってよかつな?(いていいのね?)」
勿論、夕食が出来た頃は、じいちゃんはすっかり忘れていた。

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2007年12月13日 (木)

認知症

毎年この時期になると、介護を学んでいる人達に薬の話をする機会を与えられるけいこたんは、準備で忙しいこともだが、我が家の高齢者の実態についても考えさせられることが多い。
認知症は、これまでに獲得してきた知的機能の低下により、周囲の状況を把握することや、それを判断する能力が低下してくる。
最近とみにじいちゃんのそれの低下がみられるように思う。
夜間、特に強く現れる。
たとえば、トイレはどこか?目の前にあっても、便器のほうを向いて立つことを拒む。
ようやく、トイレが済んで、ベッドに戻ったじいちゃんは、ベッドに上がる動作を忘れていたりする。
ベッドに座らせて、足を伸ばして横になってと声をかけても、自分では、どうしていいのやらわからないでいる。
勿論、大便をトイレでする仕草はもう忘れているかのごとく、毎朝、肛門にはさんでいる。
以前、かなりの便秘で、食事がはいらないことが多かったじいちゃんにしてみれば、常に排便があるのはいいことだと、ほとんど毎朝、おしりを拭いてやっているパパは言う。
新聞に「介護は、排泄物との戦いだ」と書かれてあったとパパ。
妙に納得していた。
介護を生業にしている人達も大変な仕事だなあと夫婦で話した。
認知症の人に対しては、説得したりせず、ありのままを受け入れてあげましょうと今回も学んだ。
平均寿命が延びている現代、誰でも認知症になる可能性はある。

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2007年12月12日 (水)

異風ゴロ

じいちゃんが異風ゴロだという話。
以前、ばあちゃんがしきりにじいちゃんに新しい嫁さんがきてるという妄想に捕らわれていたことがあった。
妄想は今でもさまざまな内容で、周囲もまたかと思っているが、そのじいちゃんの嫁さんの話になったとき、じいちゃんが「俺をいひゅうごろて知らんとだろうなあ」と笑った。
聞きなれない言葉にけいこたんは「おじいちゃん、いひゅうごろって?」
じいちゃんは「変なヤツって意味たい。偏屈たい。」
じいちゃんは自分をちょっと変わった変なやつと思っているようだ。

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