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2008年6月30日 (月)

発熱②

昨夜、熱があったじいちゃんも今朝は調子いいのか、電話がないので、ホッとして私達は出勤した。
昼休みに、ふとマナーモードにしていた携帯を見ると、パパからの着信。
何事かとかけ直すと、じいちゃんの熱が下がらないので、どうしましょうかと連絡があったとのこと。
ちょうど、今日からの予定だったパパの出張がのびていて、しかも、今夜は得意先の仕事が入っているが、昼間なら抜けることができるという。
それなら、じいちゃんを病院に連れて行けるねと決まった。
じいちゃんは食欲もなく熱も下がらない様子。
点滴でも打ってもらったほうがいいんじゃあないのかなとけいこたんは考えたわけさ。
2時間後、パパがじいちゃんの処方箋を持って、けいこたんの職場に現れた。
「風邪の症状もないし、肺炎もなかったって。じいさんは、目が見えん、見えんって階段が上れなかったから、おぶって上ったよ。」
けいこたんは慌てていたので「薬は飲ませたの?」
「今、処方箋渡したでしょ。」とパパ。
あっそうか。
処方内容を見るかぎりでは最近流行の夏風邪かなあ。
つまり、水分補給と安静とで、自分自身の持つ自然治癒力に頼るしかないわけだ。

夕方けいこたんが帰宅すると、じいちゃんもばあちゃんもベッドに寝ていた。
そして、じいちゃんは毛布を着て、汗だくになっていた。
「おやおや、おじいちゃんたら、汗びっしょりだよ。早く服を着替えよう」と言いながら、脱がせていたのを見たばあちゃんが「おしっこしてから脱がさんといかん。」と叫んだ。
それは、先日、ばあちゃんが起きてすぐのじいちゃんのパンツを珍しく替えようとしていたら、じいちゃんがチョロチョロとカーペットの上に粗相してしまい、パパから「しょんべんさせてから替えなんたい!」と言われた言葉そのままだったのだ。
いやいや、下穿きでなくて、シャツの着替えですよ。濡れたままのシャツを着ていると風邪ひくからね。いやもう引いているか。などとアホなことを思いながら着替えを済ませた。
すると、ばあちゃんが起きてきて、じいちゃんの手を引っぱり、「小便しに行こう。はよはよ」とどんどん先に歩こうとした。
じいちゃんは、やはり目が見えにくい様子で、それにあまり食べてないのか、足元がふらついていた。
「おばあちゃん、あぶないよ!」
けいこたんの忠告にもお構いなしのばあちゃんに手を引かれ、ようやく付いて行くじいちゃん。
一緒にトイレに入ったままで身動きの取れなくなったばあちゃんに「〇△◆・・・」わけのわからない言葉を発したじいちゃん。
今度はばあちゃんが「私にばかり怒鳴る!」と、トイレから出てきた。
すったもんだで、なんとか、トイレからでてきたじいちゃんに手を洗わせ、ついでにうがいも済ませてもらった。
再びベッドに横になったじいちゃんは目をつむったまま、声をかけても返事がない。
けいこたんは、急いでおかゆの準備をした。
といっても、なにかのためにと買っておいたレトルトの鮭かゆ。
温めて、じいちゃんの枕元に運んだ。
「おじいちゃん、おかゆ食べる?」
じいちゃんは横になったままで、口を開けた。
スプーンで一口ずつ運ばれるおかゆをじいちゃんは黙々と食べ、一袋全部平らげた。
「食べれてよかったねえ。」
じいちゃんより一足先にベッドに戻っていたばあちゃんが、けいこたんからおかゆを食べさせてもらっているのを見て「結構なこったい」
ばあちゃんもじいちゃんの熱発をさぞや心配しているだろうなあと思っていたのに。
まったく、この夫婦はわからん。

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2008年6月29日 (日)

じいちゃん、熱発する

夜も更けた頃電話が鳴った。
昨晩は、孫のお泊りで、ジルがやきもちを焼いてか、夜中、私たちの休んでいる2階に向かって鳴き続けた。
けいこたんは、ひとたび寝込むとなぁんにも聞こえない程熟睡してしまうのだが、最近忙しくて、出張のない日も遅い帰宅が続いているパパは睡眠不足気味。
今夜は早めに寝るぞと言っていた矢先だった。
電話は、じいちゃんとばあちゃんがお泊りに言っている施設から。
「じいちゃんが、夕食を摂らないので、ビスケットを食べてもらったが、少し熱がある。
持たせている総合感冒剤を飲ませての対応でいいだろうか」とのこと。
何度も、遅い時間の電話で申し訳ないと繰り返された。
そして、急変の場合は、また連絡しますと。
じいちゃんの熱は、38.2度。
そういえば昨日は少し冷えたよなあ。
いつ何時、容態が変わるやもしれない高齢者を何人も預かる施設側も大変だなあ。
「電話は夜中でも何時でも構いませんので、よろしくお願いします。」と受話器を置いた。
じいちゃんは、今年の夏で90歳。
最近、夕食は摂らないことが度々あるが、朝食をしっかり食べるからいいかなあと思っている。
それに、昼間は、座っているのもしんどそうで、ソファーやら、ベッドやら、カーペットの上やらで、横になっていたりする。
明日、ふたりがなにごともなく帰宅しますように。

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2008年6月28日 (土)

団子汁

昨日の夕食時、「お寺で出された団子汁は、美味かったよ。」とふとばあちゃんが漏らした。
お寺でって、熊本での話?
「どこのお寺?」
ばあちゃんは、「ほら、いつも泊まりに行きよるとこたい。」
ばあちゃんにとっては、ショートステイがお寺の施設みたいなものなのかなあ。
「もちっと、いっぱいあるならよかったばってん。箸でちぎったような団子が3つしか入っとらんだったもん。」
ばあちゃんは、お泊り先で、ここでの食事で何が美味しいですかと聞かれて、即座に「団子汁」と答えたそうだ。
ばあちゃんは、食事を美味しく食べることができるし、量も減らさないでいいと言うのに、いつも「胃が痛い、胃薬をちょうだい」と言ってくる。
けいこたんには、計り知れない胃袋だ。
もっとも、けいこたんが渡している胃薬は、胃粘膜を保護するようなやさしい胃薬なのだが。
けいこたんも、たまには団子汁でも作るかなぁ。たぁっぷりと。

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2008年6月19日 (木)

蟻の行列

今日は「渡る世間・・・」のドラマがある日。
ばあちゃんは、ベッドの上にテレビのイヤホンを出して、いつでも見れるように準備万端。
ふとベッド横の出窓を見ると、置時計の前に真っ黒い影。
よ~く見ると、溶けかかった飴玉に向かって蟻の行列。
「おばあちゃん、この飴玉はなんだろ?」と聞くと、ばあちゃんは「この子にやっておいた。」
はて、ばあちゃんの目に映っている≪この子≫がけいこたんには見えない。
「この子は、飴玉は食べたくないみたいだよ。蟻さんが寄ってきて、おばあちゃん刺されたらかゆくなるから、飴玉は置かないほうがいいんじゃないのかなぁ?」
こういう思い込みに対しては、説得するのではなくて納得させることが大切であるそうだが、ばあちゃんの目に見えている≪この子≫がまた飴玉を欲しがったら、どうしようかな。
ばあちゃん曰く、けいこたんが時々買ってきて渡している袋菓子類も子ども達にやったりしているそうである。
そして、時々、「子供達に盗られんように」と、リビングのハンカチ入れの引き出しの中に隠してたりもする。
ばあちゃんの頭の中の世界は、けいこたんには到底計り知れない世界さ。

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2008年6月17日 (火)

空腹は最高の

今夜も「飯はいけんばい。(ご飯は入らない)」と言うじいちゃんを、パンツ替えるついでに、洗面所から台所まで誘導した。
いけんはずのじいちゃんは、いただきますの薬を飲んで、親子どんぶりをムシャムシャと食べ始めた。
今朝から「頭が痛い」と寝込んでいたばあちゃんも、隣に座った。
ばあちゃんは、今朝から頭痛を訴えているが、食欲は衰えない。
と、いきなり、醤油を取り出して、親子どんぶりの卵の上に、ダーッとかけた。
そして、すでに半分くらい食べすすんでいるじいちゃんに向かって「あたも、かけんな?」と聞いた。
じいちゃんは「ふん?」と聞いた。
「おばあちゃんたら、親子どんぶりだよ。味ついてるんだけどぉ。」
いつもは、「なぁんも聞こえん」と答えるばあちゃんが、「親子どんぶりな?卵かけご飯かと思った。」
そうかい、そうかい、確かに黄色い卵の色だよなあ。
ほぼ食べ終わろうとしているじいちゃんに「おじいちゃん、美味しい?」
じいちゃんは「まあまあな。ようやく食べよる!」
けいこたんの心は意気消沈しちまった。
となりで、他のお皿に箸を伸ばしていたばあちゃんに「おじいちゃんが、まあまあだって。」
ばあちゃんは、「あら、美味しかったよ。醤油かけたら、もっと美味しくなった!」
じいちゃんもばあちゃんも上手口がきけない人達なのだ。
それに、じいちゃんは食事の時以外は、今日はずっと目をつむったまま過ごしていたので、基礎代謝量しか消耗してないんじゃないの?
空腹は最高のご馳走というし。
今日は、なにを書いてもフォローにならないけいこたんの日記。

ところで、ばあちゃんの体調だが、こちらは、一日中ベッドで過ごしたのに、三食とも完食。
もっとも、早朝から起きていたので、カロリーは消費しているはず。
早朝;「けいこさ~ん!」と呼ぶばあちゃんの声で、階下に降りたけいこたんに「今日は頭が痛いけん、休むと言うてはいよ。」
今日は、ヘルパーさんの日なので、ばあちゃんは休みなんだけどなあ。
そして、今週も明日からパパは出張だ。

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2008年6月13日 (金)

梅雨の合間

梅雨入りの声を聞いたときは、いざ、洗濯物、なんとかするぞ!といきがっていたが、この二日間はとっても快晴sun
おかげさまでじいちゃんとばあちゃんの洗濯物はよく乾いた。
じいちゃんは、起床時、お昼の入浴時、寝る前の3回着替えるので、ズボン4本、下着3枚、シャツ3枚、靴下2足。それに、シーツが1枚.。
尿量があまりにも多いので、利尿剤をはずしてみたら(患者さんには、勝手にそんなことしてはいけませんと指導するけいこたんだがcoldsweats01)一時はシーツへの漏れもなかったんだけどなあ。
ばあちゃんは、お風呂での着替えのシュミーズ1枚、ズボン1本、ブラウス1枚。
それから、タオルが数枚。
これが、ほぼ毎日の洗濯量。
お泊りから帰った日は、さらに、二人分のパジャマやらが加わる。
わが家の洗濯機はよく働くよ、まったく。
それから、洗剤は、〇〇エール。これの緑茶入り、除菌効果ありってやつ。
先日これを5箱購入してきた。だって、すぐなくなるんだもん。
先に〇〇ブライトにつけ込んで洗う下着からは、ほぼ尿臭が消えている と思うscissors
というのは、鼻は臭いにすぐ慣れてしまうので、自分ちの臭いが正確にはわかってないのではないかという懸念があるのだ。
だれか、けいこたんちをのぞいて、コソッと教えてくれませんか。
臭ってますよって。

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2008年6月 6日 (金)

ばあちゃんの足

今日のヘルパー日誌から。
ばあちゃん;足の上がりが悪く、浴槽からひとりで上がることができないため、介助しました。
じいちゃん;入浴中、便失禁あり。
じいちゃんは、今朝から、半分残っているのが明らかだったが、入浴中に温まって出るだろうと思っていた。やはり、想像通りで、特に驚かない。
だが、ばあちゃんはどうだ?
昨日、ばあちゃんがパタパタと走る足音が聞こえ、トイレに急いでいるのかと思ったら、台所から、けいこたんの名前を呼ぶ声がした。
「どうしたの?」と聞いたところ、「誰かが、薬ば飲まそうとした。水にも毒ば入れよったけん、もう水も飲めん!」ときた。
食事中、ばあちゃんに尋ねたところ、やはり、足が重く感じたとのこと。
現(うつつ)のばあちゃんの足はパーキンソン病だったんだと、ふと現実を知らされたけいこたんであった。

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2008年6月 5日 (木)

せん妄の時間

「おばあちゃん、ただいま。」
けいこたんは、いつものように、帰宅してすぐ和室を覗き、目を開けてベッドに横になっているばあちゃんに声をかけた。
ばあちゃんはにっこり微笑んで「行ってらっしゃい」と答えた。
「おばあちゃん、今帰ったんだよ。ただいま。」
ばあちゃんは、「はぁ?あなたはだあれ?」と再び答えた。
じいちゃんが隣のベッドから「こいつはなぁんて言うとるとな?」
「今、帰ったんだけど、けいこたんのことがわからないみたい。」
じいちゃんは「バカッ!」とばあちゃんに怒鳴った。
「おばあちゃん、けいこだよ!」
「私は耳が遠いもんで、なんもわからんですもん。そういえば、けいこたんの顔に似てるねえ」
それからリビングに入ると、ソファーの上に、取り込んだままの洗濯物、それも、たこ足についたままの姿で置いてあった。(いつもは、取り込んだ洗濯物をきちんとたたんでくれている)
ばあちゃんは、洗濯物を取り込んでる途中に、せん妄の時間な中に入ったんだろうと想像するけいこたんであった。

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2008年6月 1日 (日)

ばあちゃんの奇行

夕食を済ませたばあちゃんが、食卓から、リビングのほうを見て、「あら(あれは)歌いよるとはなんだろか?」と立ち上がってテレビの方へ歩き始めた。
ちょうど、毎週楽しみにしている〝篤姫〟が始まったばっかりだったので、「あれは、ドラマだよ」と教えてあげたが、ばあちゃんは、テレビの前を素通りし、ピアノの方へと進んだ。
そして、ピアノの椅子を引き出してきて、それに座った。
しかし、テレビにお尻を向けて、窓(すでに雨戸を閉めて、さらにカーテンも引いてあったが)の方に顔が向いていたのだ。
「おばあちゃん、何見てるの?」
ばあちゃんは「歌ば聞きよる」
そのまま30分ほど座っていたばあちゃんだったが、ようやく立ち上がり「じっと見とったら目が疲れた。さぁもう寝るばい」と言って寝室へ去って行った。

先日は「これは、あんたの下着だろう?」と自分がいつも着ていたシュミーズを3~4枚たたんだままけいこたんのところに持ってきた。
「それは、おばあちゃんがいつも着ている下着でしょう。」とけいこたんは教えたつもりだが、「わたしゃ、こんなレースのついたのは、持っとらん。」というばあちゃん。そんなに言われても、けいこたんがもらうわけにもいかないので、そのまま和室に置いたままにしてきた。その後、ばあちゃんは、それを着ているのだが。
ばあちゃんの日常は、夢とうつつの間を行ったり来たりしているようだ。

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