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2009年3月30日 (月)

ばあちゃんの回復ぶり

もともと、麻痺は右側のみなのだが、いつまでも、食べさせてもらっていたばあちゃん。
リハビリ計画の中には、依存性がかなり大きいように記してあった。
だが、今日の夕方、食堂で見つけたばあちゃんは、なんと左手でスプーンを持って食べていたのだ。
食事内容も、嚥下食だけでなく、粒々のあるご飯もあった。
ばあちゃんは、近づいたけいこたんになかなか気がつかず、スプーンに載せてもらった食べ物をエプロンの上に出して、それをもう一度すくおうとしていた。
それがどんな意味があるのかわからないが、けいこたんも、スプーンに載せながら、ばあちゃんの目の前に、顔を突き出した。
ばあちゃんはようやくけいこたんに気がつき、「あら、あただったな」と言葉を発した。
食事中にあんまり話しかけると、誤嚥の危険がある。
けいこたんは、しばらく見守って、「おじいちゃんの病院に行くからね。また来るね。」
途中、ナースステーションに立ち寄り、美容室の予約ノートに記入し、食堂を後にした。
Drの「春を目処に」の約束を思い出しながら。

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人生の扉

娘の結婚式で上京していたため、じいちゃんとばあちゃんの病院に、久しぶりに行った。
じいちゃんは、酸素がつけられていた。
痰がからんでの肺炎に加えて、中央部に少し影があるため、それが呼吸を荒くしているようだ。
入院時、「タバコを吸われますか?」
「以前は吸ってましたが。」とけいこたん。
パパは「吸ってたっけ?」
もう随分昔のことだが、けいこたんが嫁に来たとき、じいちゃんは確かにタバコを吸っていた。
だが、もう20年以上も前にやめていると思うが。
これ以上の検査をし、外科的な治療をするのかと、上京前、Drに問われて、パパはそれを拒んだ。検査漬けで苦しい思いは味わわせたくないのだ。
けいこたんも同意見だ。
今日は、けいこたん、休みをもう一日もらったので、パパのかわりにDrの呼び出しに応じた。
Drは肺の上葉・中葉・下葉の図を描き、実にわかり易く説明してくれた。
とりあえず、抗生剤で肺炎の熱は下がっているが、影の部分が大きくなれば、呼吸も困難になっていくので、自宅での療養は難しいようだ。
今後の対応についての私達の希望を聞かれた。
私達の希望は、病状が安定したら、ばあちゃんと同じ病院への転院だ。
じいちゃんに「もうすぐおばあちゃんと同じ病院に移れるよ」と、気の早いけいこたんは伝えた。
じいちゃんは少しうれしそうに「はい。」と答えた。
「これから、おばあちゃんの病院に行くけど、なんか伝えることある?」
じいちゃんはけいこたんの方に顔を向け「なぁんもなか」と答えたが、その焦点は悲しきかなけいこたんの顔には当たってなかったのだ。

さて、娘の結婚式が無事に済んだけいこたんだが、思い起こして、温かい気分に浸っている。
結婚式の披露宴といえば、娘に感謝されるのが世の常だろうが、隅々まで心配りをして、式に臨んだ娘に、こっちのほうが感謝したい気分だった。
素晴らしい伴侶と結ばれて、これから新しい人生を歩む娘に歌って聞かせたい、私達のテーマソング
竹内まりやの「人生の扉」

http://www.youtube.com/watch?v=C8T9S2Zfmv0

ちょっとアップしてみた。

じいちゃんとばあちゃんの人生の扉、
けいこたんとパパの人生の扉、
そして、これから続く、娘夫婦の人生の扉、
それぞれが、守られていますように。

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2009年3月20日 (金)

じいちゃん、入院す

じいちゃんは、このところ、痰がらみな感じが続いていた。
かかりつけのDrからは「特に肺炎などの所見もない」とのことで、痰きりの薬が追加されていた。
だが、微熱が度々出るようになり、昨日はとうとう39℃に。
朝ごはんを食べながら、いつになく大きく目を見開いて周囲を見回すじいちゃんは呼吸も荒くなっていた。

祝日の今朝、救急HPで診てもらったところ、肺炎!!
即、入院することとなった。
ベッドの中のじいちゃんに「おじいちゃん、どうですか?」
「どがんもなかぁ」
じいちゃんは赤くなった顔で答えた。
「毎日、会いにくるけんね」
「うん。」
「本、読みに来るけんね」
「うん。」
ばあちゃんと異なるところは、点滴されていても、それをはずすこともなく、静かに横になっているところだ。
また祈りの課題が追加された。
おっと、入院は2週間くらいの予定と診断されてます。

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2009年3月10日 (火)

「むすこ」とひとこと

ばあちゃんは、昼食と夕食を食堂で摂るようになった。
嚥下食といって、ゼリーの少し固めのようなものを、スプーンでつぶしながら食べさせてもらうものだ。
日曜日の夕食時、たまたま居合せたけいこたんは、ばあちゃんにご飯を食べさせることができた。
入れ歯をはずしているばあちゃんは、ひたすらゴックンゴックンと飲み込んでいたが、咽喉の動きを見るかぎりでは、上手に飲み込みができているようだった。
ふと、けいこたんの顔を見たばあちゃんに、パパもそばにいることを告げると、傍らにいた介護スタッフ氏にむかって「むすこ」と一言。
「息子さんが来とんなるねえ」とスタッフ氏。
4つのお皿の嚥下食を完食したばあちゃんはこれまたとろみのついたお茶を飲み干した。
やっぱり、口から食べる食事は力がつくよねえ、ばあちゃん。

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2009年3月 6日 (金)

お祈り感謝\( ^O^ )/

今日はじいちゃんがお泊りから帰ってくる日。
朝からあいにくの雨模様。
こんな日は、パパはいつものようにバイクで駅まで行くわけにいかないので、けいこたんが送って行った。
今日はパパは出張で、帰宅は遅くなる予定だった。
「雨の中、おじいちゃんを連れて階段を上がるのは、ちと大変かも。」
一度、けいこたんが迎えに行った際、じいちゃんは家の門扉までの暗い階段を上がるのが不安なのか、しこたま不平を言ったのだった。
けいこたんが、パパにそう訴えたもんだから、それ以降は、お迎えをパパも一緒に行くことにしてくれた。
だが、今日はパパは絶対間に合わないし、おまけに雨まで降っていた。
けいこたんは不安な気持ちになっていたのだ。
「お迎えがうまくいくように、あなたも祈っててよ。」
パパは静かに頷いた。
そして、「午後からは晴れるよ。」
けいこたんは、今日はなんだかうまくいくような気がした。

仕事が済んで、急いで迎えに行くと、じいちゃんは幻覚の中にいた。
スタッフ氏が「今日は、(じいちゃんの)お父さんを探しておられますよ」とのこと。
けいこたんは「たまに、若い頃に戻りますもんねえ」と答えた。
「おじいちゃん、家に帰るよ」
じいちゃんはけいこたんのほうを見て「馬の轍は終わったな(?)」
おそらく、若い頃、飼っていた馬のなにかを思ってのことだろうが、けいこたんには意味不明。
そこで、「おじいちゃんが帰ってやってくれんと困ってるよ。」
するといじいちゃんは「そうな、まだな。」
そこで、「そうだよ。だから、じいちゃんに手伝ってもらわんといかん。階段も自分でしっかり歩いてもらわんといかんし」と言ってみた。
じいちゃんは「うん、わかった!」
というわけで、じいちゃんの帰宅は本当にスムーズにいった。
けいこたんは、早速パパにメールを出した。
〝無事に帰宅できました。お祈り感謝\( ^O^ )/〟と。

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2009年3月 1日 (日)

ごっくんできています

ばあちゃんのごっくん記録。
ばあちゃんに、とろみのついたお茶を飲ませた。
コップ1杯のお茶を、ばあちゃんは次々に飲み込んでいった。
ばあちゃんは今のところ、昼食だけ、みなさんと一緒に、食堂で食べている。
ベッド上での、経鼻栄養剤の注入は朝夕2回。
チューブの挿入が2回に減り、しかも、食堂までは車椅子に乗せられての移動が可能となっている。
スプーンで飲ませながら、「おばあちゃん、今度は噛み噛みも練習しようね」
けいこたんは次なる課題をそっと耳打ちしてみた。

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2月26日記

ばあちゃんは、お昼ご飯の時、車椅子に乗せられて、なんと食堂で食べているそうだ。
勿論、ごっくん食ばかりだが、飲み込みも上手になっているとのこと。
「おばあちゃん、お昼ご飯が食べられるようになってよかったね。」
ばあちゃんは、久しぶりに見せる笑顔のような目でけいこたんを見た。
返事は判別がまだ難しいが、「うん」と言ってるのはなんとなく感じ得た。
「美味しい?」
ばあちゃんは「あんまり」というような返事の顔。
ちょうど看護師さんが来て、「ご飯、食べられていますよ。」
そして、ばあちゃんに「お昼ごはん美味しかったですか?」
ばあちゃんは、やはり「あんまし・・」というような顔をした。
看護師さんは「あらあら。」
けいこたんは「はっきり言う性質(たち)なので」と申し訳ない顔をした。
じいちゃんが待っているので帰ると説明し、また来るからねと言うけいこたんに、「うん」と返事したばあちゃんは、入院後初めて見る明るい顔をした。

帰宅後、じいちゃんに「今日はおばあちゃんの病院に行って、洗濯物を取ってきましたよ」
じいちゃんが「あたも、おおごつ(大変)なあ」と言った。

実は、今朝、じいちゃんをデイサービスに送った際、手の引き方が少し早かったのか、じいちゃんにかなり怒られて、それはいつもじいちゃんがばあちゃんに怒っていたような言い方で、けいこたんは腹立たしさと悲しさで、気持ちを抑えるのに必死で、思わず涙が出そうになったのだった。
それで、じいちゃんをデイサービスに残して、職場に向かうまで、「気持ちを静めて下さい。なんとか、怒らせないようにできますように」と祈りながら車を走らせた。
けいこたんの職場まではほんの少しの距離なのだが。
今日のヘルパー日誌にも、〝今日はご機嫌が悪く・・・・〟と記録されており、ああ、やっぱり、じいちゃんはご機嫌斜めかあ。
そして気を取り直して、じいちゃんに声かけた返事がそうだったのだ。
じいちゃんにパパを迎えに行ってから、ご飯にしようと、声かけた時も、やはり「あたも、おおごつなあ」
〝求めよ、さらば与えられん〟

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