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2009年4月24日 (金)

ばあちゃん節

じいちゃんが、ばあちゃんと同じ病院に転院になって3日目、食堂での久しぶりの対面となった。
ばあちゃんがテーブルに着いた席は、じいちゃんのベッドが見える位置にあった。
ばあちゃんは、じいちゃんのことを気がついていたようで、目線がじいちゃんの方を向いていた。
じいちゃんに「おばちゃんがそこにいるよ」と教えてあげると、じいちゃんは「うんうん」と言った。
このじいちゃんの「うんうん」は、たいていのことに対しての返答で、転院前の病院では、救急車まで見送ってくれた看護師さんが「いつも、うんうんって、いい(雰囲気)ですよねえ」と別れを惜しんでくれたのだった。

さて、二人の食事が終わったので、(じいちゃんは、ベッド上で、鼻チューブからの栄養剤注入だが)ばあちゃんの車椅子をじいちゃんのベッドの側まで押して行った。
ヘルパー氏がすかさず、じいちゃんのベッドの側の酸素の装置をどかしたりして、場所を広げてくれた。
「おばあちゃん、おじいちゃんだよ」と、顔が見える位置にきた時だった。
ばあちゃんはじいちゃんの顔を覗き込んで「寝てばかりおって、よかなあ」と言った。
ばあちゃん節健在だ。


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2009年4月17日 (金)

転院

しばらく続いていたばあちゃんの熱もようやく下がり、ベッド上での食事から、再び食堂で食事が出来るようになった。
ベッド上で食べていたばあちゃんは、目をつむったままで、「美味しい?」と声をかけても、もくもくとモグモグしていた。
それでも完食できていたので、やはり、回復は早かった。
そして、ついに、じいちゃんの転院が決まった。
ばあちゃんと同じ階なので、車椅子に乗せて、じいちゃんんとの対面も出来る。
ああ、よかったぁ。

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2009年4月14日 (火)

すべてを委ねて

じいちゃんは、結局、胃婁をしなかったかわりに、経鼻チューブで栄養剤を摂取している。
じいちゃんの手は両方とも動かせるので、鼻からご飯を食べている間は、チューブをはずさないように、両方の手を、ベッドに縛り付けられている。
それを、初めて見たときは、じいちゃんにとって、やっぱり胃婁のほうが楽だったのかなあと思ったりもした。
すべては、神さまに委ねるしかない。
じいちゃんは、吸入の際も、鼻から口にかけてかぶせられているカバーを取り外そうとするので、現場にたまたま居合わせたときは、支えてあげることができるが、普段はどうなってるのかなあ。(吸入のときは、特に拘束はないが)
向かい側のベッドで吸入しているおじいちゃんは自分で勝手にはずして、カバーにつながるチューブまではずしてしまってもてあそんでいたりしていた。
みんな、大変なんだなあ。
じいちゃんに「もうすぐ、おばあちゃんの病院に移れるからね」と声をかけると、じいちゃんは「そうなぁ。うんうん。」
その日を私達も心待ちにしている。

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2009年4月 9日 (木)

4月7日の会話

パパとじいちゃんの会話
「今日は4月7日です。明日は何日でしょう?」
するとじいちゃんは「8日」と答えた。
パパが「では、明後日は何日でしょう?」
「ややこしかことはわからん」
じいちゃんは、ややこしい質問は苦手なようだ。

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2009年4月 6日 (月)

胃婁

まだ点滴がはずせないじいちゃん。
一度、嚥下の検査をしたらしいが、肺に入ってしまうので、口から食べるのは、無理と診断が下りた。
胃婁。
ばあちゃんの時は、まだ口から飲み込む訓練をと頑張ってもらうことができたが、じいちゃんは、機能的に無理かも。
パパ達の考えは、胃婁をしてまで・・・。
けいこたんはじいちゃんに聞いてみたらと提案した。
5分前のことも忘れてしまうじいちゃんだが、対等に話すことができると考えたからだ。
じいちゃんの気持ちも聞いてみることになった。
「口から食べると肺に入ってしまうってよ」
じいちゃんは「そうなあ」
「だけん、胃に穴ばあけて、そこから栄養剤ば流し込むようにしようと言われとるけど、どうするね?」
「そこまでせんでんよか。」じいちゃんは答えた。

そんなじいちゃん、日に三度の吸入にはすごく抵抗する。
けいこたんがたまたま居合わせた際、10分間腕をずっとつかんで、じいちゃんを制止していた。
耳元では勿論歌ったり、話しかけたり。
だが、じいちゃんは必死でイヤイヤを訴えた。
看護師さんは、「いやだもんねぇ。きつかもんねぇ。」

じいちゃんにいつものように質問してみた。
けいこたんは、入院中のじいちゃんの頭がとんでいかないように、いつも話しかけるようにしているが、じいちゃんは答えたり答えなかったり。
「おじいちゃんの奥さんの名前は?」
「ヒサエ」
「正解!」
「じゃぁ、息子の名前は?」
「さあ。」
けいこたんは、ひとことヒントを与えた。
「あ」
じいちゃん、無事に息子の名前を答えることができた。
「じゃあ、娘の名前は?」
「わからん!」
またまたヒント「ひ」
「ヒサエ」
「それは、奥さんの名前でしょう」
じいちゃんに二つ目のヒント「ひ・で」
ようやくじいちゃんの口から娘の名前が出た。
もう一人のじいちゃんの娘の名前もふたことヒントでなんとか引き出せた。
さあ、もうひといき。
「おじいちゃんの息子嫁の名前は?」
「そんなややこしかことはわからん!」
「け!」
「けいこ!」
じいちゃん、大正解!


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2009年4月 5日 (日)

すごいじゃない

ばあちゃんの状況報告
左手でスプーンを持ち、つぶつぶご飯や、そぼろよりさらに細かく挽いた鶏肉を食べている。
もうゼリー様の嚥下食ではなく、普通の食事内容だ。
ばあちゃんは、もち手に硬めのスポンジをつけた左利き用のスプーンで、上手にすくっている。
すくった食べ物を、口に運ぼうとするのだが、なぜか、ばあちゃんは、スプーンのもち手についた緑色のスポンジ部分を舐めてしまう。
何度も何度も繰り返すので、少しスプーンを抑えて、口元まで運んでやると、食べることができる。
お茶はとろみをつけたもので、薬もとろみのお茶でさっと飲み込んでいる。
ばあちゃんの発する言葉も少し聞き分けることができる。
昨日は、宙を見て「この人達も食べなはっとな?」と言った。
言葉は聞き取れるが、内容はけいこたんには理解できない。
恐らく、倒れる以前から時々発現していた幻覚があるのだろうと察している。
病院で世話をしてくれているヘルパー氏も、「時々、わけのわからんことば言いよんなるよ」と。
ばあちゃんは、一昨日、頼んでいた出張美容師さんから散髪をしてもらい、サッパリしている。
農作業をしていたとは思えないほど、色が白くて、きれいだねとはヘルパー氏の弁。
いつも、化粧水を丁寧に丁寧につけていたばあちゃんのそれなりの成果かも。


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