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2009年6月26日 (金)

運動会

6月14日(日)に、じいちゃんとばあちゃんが入院している2病棟で、運動会なる催しがあった。
午後の1時間程度、車椅子に乗れる方達が食堂に集められていた。
赤と白のハチマキを締めて、2列に並んでのバトン渡しリレー。
大小取り混ぜのビーチボールでバレーボール。
お手玉を使っての玉入れ。
じいちゃんは、後方に陣取って、参加しているのかいないのか。
ばあちゃんは、バトンが手に届くと、隣に渡そうとしたり、しなかったり。
みなさん、それぞれのペースでの楽しみ方だったようだ。

あれから2週間経ってしまった。
じいちゃんは、目が見えないので、時折、看護師さんに「暗かけん、電気ばつけてはいよ」と言ったりするそうである。
看護師さんが、ふざけて「電気代ば払っとらんけん、つきません」と答えると「おかしかなあ、払(はる)たはず」とじいちゃんは答えたそうだ。
じいちゃんには、自分の目が見えてないことをなんとも理解し難いのだろう。
最近、耳も遠くなっているかもしれない。
看護師さんも、耳に口を近づけて話しかけると答えが返ってくるようだ。

じいちゃんの状態は悪くはなってないが、鼻チューブからの栄養剤注入は、次第に無理になってきているようだ。
自分で邪魔そうに、はずそうとするし、「オエッ、オエッ」と出そうとするので、今後はやは胃婁の方向で話し合いをしたいとDrから呼び出しを受けた。
じいちゃんにとって、最善の方法が見つかりますように。

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2009年6月12日 (金)

リハビリ計画

じいちゃんのベッドサイドのテーブルの上に、「栄養管理計画についてお話があります」とメモがあった。
いつもは、仕事帰りの時間なので、栄養士さんのとっくに帰宅した時間。
休日を利用して面会することにした。
じいちゃんの病室で栄養士さんを待っている間に、ばあちゃんのリハビリ計画についてお話がありますと、面会が追加された。
「はいはい。」

じいちゃんは、現在経鼻チューブにより、濃厚流動食 900Kcalを摂取。
おやつの時間にお楽しみ程度の(ゼリー状態)経口摂取がある。
この状態を維持することが目標。

ばあちゃんのほうは、三度の食事の際に車椅子で食堂に移動するほか、リハビリでもう1回程度、車椅子に乗ることがあるそうだ。
現在は、食事の一部介助以外は、全介助状態。
今後の希望について聞かれた。
ばあちゃんの発している言葉の内容がもう少し聞き取れるように、構音障害の改善をお願いした。
病院の対応には感謝している。

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2009年6月 8日 (月)

足を踏ん張った

夕食が済むと、ばあちゃんは、左足を車椅子のペダルから降ろして、足を踏ん張って、まだ、車止めがはずしてないその車椅子を、自分で動かしてしまった。
「あっちゃん(あっちさん=あちらに)、行こ。」
ばあちゃんは、2年前、熱発して入院した時も、状態がよくなってくると、自分であちこちに車椅子を動かしていた。
危ないので、とうとう、ばあちゃんの入院していた病棟の階段のドアは閉じられ、そこには『入院患者さんが動き回って危ないので、閉じています』と張られてしまったほどだ。
「あっちゃん行こ」
ばあちゃんは自分の病室に戻ると、しばらく外を眺めていた。
(食直後なので、しばらく車椅子の状態でいさせてもらったのだ)
パパが左耳に補聴器をつけてやると、ばあちゃんの返事の声も大きくなった。
「おばあちゃん、聞こえる?」
「おう。」
ばあちゃんは、けいこたん達がそろそろ帰る時間になったので、ベッドに寝かせてもらおうとした時も、まだ車椅子に座っていたい様子だった。
というのも、看護師さんが抱えてくれるのに、すこし抵抗があったからだ。
自分の思い通りにいかないのは、これまたはがゆいことだろう。

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2009年6月 7日 (日)

失敗

じいちゃんのミトンは結局鍋つかみ状態で、手を曲げると、なにかをつかむことができるので、改良を加え必要があることがわかった。
それなら、洗濯した本来の介護ミトンとまた交換して持ち帰り、もう少し試行錯誤だねと、パパと話しながら、じいちゃんのミトンをはずした。
じいちゃんのミトンはゴムが一重でもきっちり止まる程だったのに、それを二重に巻かれ、中からは、手首にゴムの痕がしっかりと残りパンパンにふくらんだ手が現れた。
「おじいちゃん、痛かったねえ。」
じいちゃんは「うん。」
じいちゃんは心の中で、「はがいか」と思っているのかしらん。
パパとけいこたんも、はがいかと思ったよ。

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2009年6月 6日 (土)

はがいかなあ!

仕事帰りに、病院に寄ってみた。
じいちゃんは、かわいいミトンをつけたままで、ベッドに横になっていた。
おや!
じいちゃんの頭は丸坊主。
先月から、じいちゃんの髪の毛が伸び放題だったので、ナースステーションの散髪希望ノートに記入していたのだが、ようやく、散髪の日がきたようだ。
散髪ノートには、希望の長さも記入するようになっている。
けいこたんは、「丸坊主」と記入していたのだった。
パパは「短くでいいよ」と言ったが、もう書いてしまったあとだったので。
じいちゃんは、ほんとにクルクルの丸坊主になっていた。
じいちゃんの洗濯物をタンスにしまって、ばあちゃんの部屋に行った。
ばあちゃんは、昼食のあとで、スースー眠っていた。
けいこたんが声をかけても気がつかない。
紫陽花に水を足して、部屋を出た。
帰りは、再びじいちゃんの病室の前を通る。
じいちゃんの部屋のドアは閉められていた。
何らかの処置が施されている場合は、ドアが閉められているので、けいこたんは、そのまま通り過ぎた。
後ろから、じいちゃんの大きな声が聞こえた。
「ああもう、はがいかなあ(悔しい)!」
時折正気になるじいちゃんの心の声を聞いた思いがした。

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2009年6月 5日 (金)

額紫陽花

Gakuajisai_3

庭のがく紫陽花がきれいな花をつけたので、ばあちゃんのところへ持って行った。
ばあちゃんは耳が遠いが、目はよく見えるので、歌よりも、花だとけいこたんは思う。
母の日のカーネーションも少し枯れては、庭のバラを足したりしていたが、さすがにそう何週間も持つわけではない。
ばあちゃんにオアシスにさした紫陽花を「ほら、家に咲いた紫陽花だよ」と見せた。
ばあちゃんは「はぁ、見えるよ」ってな感じの反応で、続けて「あたも、そっちさん(そっちの方向へ)行くとな?」と聞いた。
「どこに?」
ばあちゃんの反応はそこで終了。
けいこたんは、今度は、じいちゃんの部屋に行った。
じいちゃんは、オムツ交換の際、ミトンをつけたままの手を、突っ込んでしまうので、洗い替えのミトンを用意するように言われていた。
介護用のなんとか・・というシロモノは、大抵、値段が高い。
そう何個でも用意するわけにはいかないので、私達の楽しい工夫が始まった。
パパの提案で、100円ショップで鍋つかみを買ってきた。
それに、髪を止めるきれいなゴムをつけて、簡単ミトンのできあがり。
数千円のものが、数百円でできあがった。
じいちゃんの汚れたミトンをはずして、かわいいミトンをつけた。
じいちゃんの手を取って、けいこたんは、こっちは、目が殆ど見えなくて、耳がよく聞こえるじいちゃんに賛美歌を歌って聞かせた。
「おじいちゃん、歌、歌おうか?」
じいちゃんは、けいこたんの手をぎゅっとにぎりかえした。
「もう一曲、歌おうか?」
さらにギュッ。
これは、じいちゃんの返事だとけいこたんは勝手に思っている。

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