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2009年9月18日 (金)

お待たせしました

じいちゃんのベッドの柵カバー、3枚目がようやく出来上がった。(先に、2枚は出来上がって、ベッドの柵にかぶせてあるが)
キルティングの生地を、とっくに買ってあったのだが、ミシンを出すまでに、かなりの時間を要し、ミシンの針に糸を通すまでに、これまた、少しの時間を要し、いざ、縫い始めると、30分もかからなかった。
パパから、お迎えの時間のメールを受け、急いで縫い始めて、仕上げて、お迎えに行った。
やっぱり、けいこたん、縫い物は好きみたい。
さて、せっかく縫い上げたものだから、お迎えに行ったパパと二人で、病院により、じいちゃんのベッドにセッティングしてもらった。
今度のは、幅にかなり余裕があるみたい。
ばあちゃんの部屋に行ってる間のパパとじいちゃんの会話。
パパは自分の名前を言って、じいちゃんにわかるか聞いたらしい。
じいちゃんは「わからん」と答えたそうだ。
けいこたんが聞く時は、いつも「弟だろ」と答えているのに。
でも、ばあちゃんはパパの顔を見て、「今帰りな(今、仕事帰りなの)?」みたいな事を言っていた。
やっぱり、母親だよなあ。

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2009年9月15日 (火)

敬老

近頃、じいちゃんは寝てばかり。
尤も以前から、ずっと寝てばかりだったのだが、ここんとこ、「おじいちゃん」と呼びかけたり、名前で呼んだりしても、目がなかなか開かないのだ。
どうも、けいこたんの訪れるタイミングがよくないようだ。
スタッフ氏によれば、機嫌がよろしい時とそうでない時とあるそうで、それなら、状態はあんまり変わってないなとけいこたんは胸を撫で下ろした。
今日は久しぶりに、病棟に来ていた担当医に出くわして、説明を伺えた。
なんと、じいちゃんはゴックンゼリーをほんの少しだけ、口にすることが出来たというのである。
いつも口をムニャムニャやっているじいちゃんは「なんか、食べよる」らしいので、実際になんか食べることができてよかったなあ。
担当のDrは「口から食べるってとこまでは無理ですよ」と念を押した。
味覚もかなり落ちていると思われるので、美味しいとか本人がわかっているかどうかは、不明とのこと。
それでも、口から味わわせてやりたいと思うのは家族の情ってもんだろう。

担当医からは、ばあちゃんの状態も聞けた。
ばあちゃんの褥瘡は、生理食塩水で洗っていた時は、かなりよくなってきていたが、洗浄をストップしたら、再び悪化したそうで、チューブの液が上がったり下がったりが復活しているのは、洗浄が毎日行われていることだと合点がいった。
右手の指の間を拭こうとすると、ばあちゃんの口から「なんすっとな(何をやろうするのか)?」と、久しぶりにはっきりした言葉が発せられた。
「指の間がくっついてるけん、拭いとこうね」
いつも声をかけてくれるヘルパーのおばちゃんが「お風呂でも、そこまではよう洗わんもんねえ」と言った。
今日、市と区から、敬老のお祝いを頂いた。
ばあちゃんは数え年の88歳で、米寿。
病院からも、お祝いと記した靴下がタンスの中に入れてあった。
お祝いの声が、二人の心に届くといいが。

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2009年9月 3日 (木)

歌ってぇ♪

今日はお風呂の日だったが、ばあちゃんの右手の指は開いておらず、指の間を濡れティッシュでふこうと広げると、汗臭いにおいがプンとした。
ばあちゃんが、こっちを見たので、「気持ちいい?」と聞くと、かすかにうなづいた。
ばあちゃんの動かぬ右手は温かく、動く左手は冷たかった。
ばあちゃんの枕元の花をしおれた分だけはずして、洗濯物を袋に詰め込み、じいちゃんの病室へ向かった。
じいちゃんは、けいkたんが入った物音に気がついたようで、目をあけて、けいこたんの方へ身体を向けた。
「おじいちゃん、こんばんわ」と声をかけると、「ハイ」と答えた。
けいこたんはじいちゃんのベッドの側に丸椅子を持ってきて座った。
じいちゃんとしばらく話を交わした。
じいちゃんが、昔、台湾に旅行したことを話すと、全く覚えていなかった。
けいこたんにその時、お土産を買ってきてくれたことを話すと、じいちゃんはいつものように「そうなあ」と答えた。
じいちゃんが、温泉によく行っていたことを話すと、じいちゃんお記憶の糸は少しほぐれたようだった。
「温泉には農協の人達と言ったの?」
「うん、そうなあ、農協の人とか、小組合(こぐみあい・・・近所の小さな集団?)の人とかと行ったたい」
「かっさんとか?」
けいこたんが唯一知っている、じいちゃんのお友達の名前を挙げた。
「そうたい、かっさんとかも一緒だったたい」
「どこの温泉に行ったの?日奈久温泉とか?」
「そうなあ、日奈久温泉とかに行ったなあ。」
話が途絶えて、「もう少し、なんか話そうか?」
じいちゃんは再び身を乗り出してきて、「もうちょっと話してはいよ」と言った。
「おじいちゃん、今度は歌おうか?」
「うん、歌がよか。」
賛美歌を歌っていると、ヘルパーさんがやってきた。
「なんね、歌ね」
けいこたんはもう少し小さな声で歌うことにした。
けいこたんの声は歌う時は、ソプラノなので、病院に響くと超まずいんだ。
じいちゃんが「歌ってぇ」とリクエストした。
そして、「ここに泊まるとな?」と聞いた。
「隣の部屋にいるけん、大丈夫だよ」
それからパパを迎えに行って、また戻ってくるからと部屋を出た。
今夜も、けいこたんが息子の嫁であることを伝えたが、じいちゃんんはわからない風だった。
ヘルパーさんが「その時その時が安心できるならいいとよ」と言ってくれた。
この方には、いつも励まされて帰るけいこたんだった。


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