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2010年3月15日 (月)

春の訪れ

先週は思い出したかのように雪が降ったが、その寒さを待っていたのか、ここ福岡では桜の開花のニュースが流れた。
だが、我が家のしだれ桜はおろか、桃の花も、まだかたくなに蕾をほころばせようとしない。
昨日、鉢に蒔いた種から芽を出した黄梅をようやく地植えしたので、数年後には、これが真っ先に春を運んでくれるだろうと期待。
春はなんとなく希望があっていいなあと思う。
今年もまた、関西に住む親友から〝いかなごのくぎ煮〟が送られてきた。
これを頂くと、春がそこまで来ていると、友の温かさに幸せな気分になる。

じいちゃんが、入院して一年経った。
「今日は3月15日。もうすぐ桜が咲くよ」と教えてあげたら、じいちゃんは「はい。」と答えた。
♪さくら~さくら~やよいの~♪と歌って、じいちゃんに拍手をねだった。
じいちゃんはミトンに包まれた両手を出して、快く拍手をしてくれた。
「おじいちゃん、早く退院せなんね」
じいちゃんは「だれが?」と聞いた。
「おじいちゃんが入院してるんだよ。早くよくなってね」
じいちゃんは、口をモグモグさせた。

ばあちゃんのほうは、今月で88歳の誕生日を迎える。
ばあちゃんの枕元の壁には、褥瘡がひどくならないように、2時間毎に体位を交換するよう、表が貼られた。
食事時に、右側を下に向けてあると、ご飯が上手く入らないことがある。
けいこたんが、病室に着いた時、看護師さんが、食事介助をしてくれていた。
「今日は、舌で押し出してしまうから・・・」
けいこたんは、看護師さんと交替して介助することにした。
ばあちゃんはなんとか口の中の物を食べようとするが、半分麻痺しているので、舌で押し出しているような格好になってしまい、ご飯がこぼれてしまうのだ。
それで、口の中にスプーンを上手くすべらせて、それからこぼれそうな物を、右側で待ち受けていて、口の中からこぼさないようにした。
へっへっへっ、けいこたんにかかったら、やっぱり完食さ。


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