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2010年9月 6日 (月)

子孝行

いつものように、仕事帰りに洗濯物を取りに病院へ行った。
急いで行ったので、ばあちゃんの食事の途中に間に合った。
スタッフ氏と交替し、ばあちゃんの口へ、スプーンを運ぶ。
ブドウゼリーを口へ入れたとき、ばあちゃんが「こら、なんな?」と聞いた。
「ブドウのゼリーですよ。甘いでしょう?!」とけいこたんが答えたが、それにたいしての返事はなく、ばあちゃんは次々にゼリーを食べ進んだ。
お茶も勿論トロミつき。
今日も完食だ。
口を拭いてあげようとすると、またもや口をあけるので、「今日は、ご飯はもうおしまいですよ」と伝えた。
すると、ばあちゃんは目をつむった。

最近、ばあちゃんのベッドがやけに低くなっている。
係りの人に聞いたら、ばあちゃんの元気がよくて、タオルケットやクッションを床に落としてしまうそうだ。
それで、本人が落ちたら危ないので、ベッドの高さを一番下に下げてあるとのことだった。

食べさせるのに、腰が痛くなるので、途中でベッドを少し高くして、食事の後、元の位置に下げた。
「ベッドを下げますよ~」と声をかけると、ばあちゃんは目を開けた。
ベッドを下げてる時、ばあちゃんの寝息が聞こえてきた。
汚れた洗濯物を袋に詰めて、ばあちゃんに「洗濯物持って帰りますね」
ばあちゃんがまたもや目を開けたので、日めくりを枕元の壁から降ろして、「今日は9月6日」と伝えた。
ばあちゃんは、しばらく日めくりを眺めていたが、「はよ、行きなっせ」と言った。

けいこたんは、食堂でチューブからの食事を終えたばかりのじいちゃんのところへ寄って、これまた洗濯物を詰め込んで帰途についた。
じいちゃんは、散髪したばかりの頭でサッパリとしていた。
誰が聞いても、「ご飯はまだ」と口をモグモグさせながらの返事だった。

朝夕は、少しだけ、秋の気配。
今年の夏も状態が安定して、じいちゃんとばあちゃんは子孝行。

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