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2012年3月 3日 (土)

ハチミツとバラ

  最近のばあちゃんは、意識があまりはっきりしてない。
パパが病院から帰ってくるとけいこたんは決まって聞く。
「お母さん、どうだった?」
「寝とらした」
こんな会話が続く。

 けいこたんは、バラの香りの化粧水を選んで、顔につけるだけでなく、ばあちゃんの鼻の先にも近づけてみた。
無表情だったばあちゃんの顔が、ちょっと「匂った」感じの顔に見えた。
 それから、ハチミツをお湯で薄めて、ガーゼにつけてばあちゃんの唇を拭く。
ばあちゃんの唇が1箇所だけ、傷になっているからだ。
ばあちゃんの、1本残っている前歯が、どうしても当たってしまうようだ。
ハチミツには、痛みを和らげる効果がある。
痛みを和らげるだけでなく、甘い味を感じて、ばあちゃんが覚醒してくれることを期待して、ちょっと頑張ってみようと思うこの頃。

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コメント

五感にうったえるのってなんだかステキですね。
読んでてほのぼのしちゃいました。

投稿: | 2012年3月 5日 (月) 00:37

そうでしょう!
けいこたんは、必ず通じるって信じていますもん。
それに、ばあちゃんはバラ園で働いていたことあるんですよ。

コメント有難うございます。
励みになります。

投稿: けいこたん | 2012年3月 5日 (月) 16:07

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